おはようございます。
瀧澤さん、一週間の御担当ありがとうございました。
今日から一週間、ブログテーマ「ととのう」を引き継いで、寺本が担当致します。
よろしくお願い致します。
「からだ」という代物は不思議なものだと思う。
操体の世界にアタマを突っ込むと、
今までの視点、立ち位置とは別の角度から見えてくるものに出会うことがあるけれど、
このからだの魅せる不思議さは底無しではないかと感じる。
今更ではあるけれど、ここのところ
からだの持っている自然治癒力、自然良能作用のようなものが
不可思議で仕方がない。
例えば、指先を刃物で切ったとする。
対処の仕方は様々できるが、
傷口に軟膏をぬるにしても、絆創膏で保護するにしても、
また、ほっておくにしても、
基本的には数日のうちに傷は治っていく。
その人の状況、怪我や症状の大小にも勿論依るけれども、
からだには自ずからバランスをとろうとする作用が
人知れず確かに働き続けている。
これが「モノ」だったら、そうはいかない。
モノは傷ついたらそのまま。
または、そのダメージをきっかけに
少しずつ壊れていくままのプロセスを辿っていく。
モノには自然治癒力は働いていないのかもしれない。
その辺の違いというのが、何で起こるのかが不思議で仕方がない。