東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

エネルギーを飛ばす

 普段、我々はからだから多くのエネルギーを飛ばしている。 そのエネルギーを浪費し、消耗しきっている、だからたくさん食べなければならない。 エネルギーが流れ出るには何か尖ったものが必要であり、そのからだの末端部が手足である。 手足のほかにも男性性器が尖っている。 

 

 つまり、男性性器はひとつのはけ口であり、多量のエネルギーを飛ばさなければならない。 エネルギーが自分の内部に過剰になってどうすることもできなくなると、男性はそれを性的に放出する。 性行為において女性は決してどんなエネルギーも放出しない。 女性は一夜のうちに多くの男性と肉体を交わせるが、男性にはとても無理だ! 女性は、もしやり方さえ知っていたのなら、エネルギーを保存することさえできる、エネルギーを得ることさえもできる。

 

 標高の高い地に身を置く心の探求者である瞑想家たちは我々のようにたくさん食べたりしない、せいぜい日に1回食事をとるだけで、たいして眠りもしないのに爽快なエネルギーでいっぱいになっている。 そのような瞑想家たちは足と足を重ね、手と手を重ねている、この蓮華座で坐るという姿勢はからだの末端すべてが出会い、エネルギーを飛ばすことなく保存することができる。 つまり、蓮華座のように足と足を重ね、手と手を重ねて静かに坐ることでエネルギーを浪費することがない。