東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

偏見的言葉を飛ばさない。

おはようございます。

 

インターネットのニュースで知ったことだが、最近、運送業やライフラインに関わる人達、医療の最前線で働く人達、そしてその家族の人までが誹謗中傷を受ける事があるという。

あえてその内容な書かないが、通常では考えられないような心無い行いや言動もあるという。

それだけ、自己防衛に対する恐怖の高まりや不安が蔓延しているという事なのだろうか。

 

自分自身の生命が危険に晒されることへの恐怖もさることながら、感染した時の社会的な自分の立場や世間体というものに対する恐怖。

そういった恐れる心、不安な心が他者に対しての攻撃性に影響しているのは確かだろう。

怖くて不安だから、その不安の原因と考えられるものを攻撃し、安心を得ようとする心理が働くのかもしれない。

しかし、その行いや言動による攻撃で、どういう影響が出るのか、からだ(自身の御霊、良心)にききわけ、考えてみる必要がある。

免疫機能にしても、過剰な防衛反応による攻撃はかえって自分自身を痛めつけてしまう。バランス制御が大切であり、言葉も制御、統制が必要。

言葉も、自己防衛の不安による感情をそのまま、相手かまわず心情の察し無しでぶつけてしまってはいけない。

人を精神的に傷つける言葉をはいていれば、巡り巡って自分自身にも報いとして返ってくる。

 

生活に必要な物を届ける物流に携わる人、物を売る人などライフラインに関わる人達がいなくなれば、自分が困るのは目に見えている。

そして、生命の危機に瀕した時、リスクを顧みず懸命にケアしてくれる医療現場の人達も忘れてはならない。

それを、感染リスクの高い仕事をしているからと、自分(自我)中心の偏見を持ち、本人やその家族に精神的ダメージを与えるような言葉の攻撃をするのは良くない。

尊ぶ心と感謝の気持ちは忘れずに。

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