他者とのつながりのなかで何かをするというのは、まだ試行錯誤の最中だけれど、
「ゆだねる」ことと、「理解しようとすること」は大切なように思っている。
ゆだねるというのは、相手をコントロールしようとしないことを踏まえてのことだと感じている。
後者の「理解しようとすること」に関しては、先日の半蔵氏のブログに拝見してちょっと感銘を受けたことが書かれているので紹介する。
橋本先生の現役時代、親交のあった野口三千三先生や竹内敏晴先生のことが書かれている。竹内敏晴先生の著書のなかで、自身のメソッドと野口体操の違いを述べている文章が引用されていたが、これをみて両氏の学問的交流の在り方が伝わり、その親交の密度、たしかさのようなものを感じ、感激した。
各々が自身のテーマを掘り下げる事はもちろん必要だが、身近な他者の大切にしているものを自身のテーマと同じくらい理解し(大切にし)、良い悪いの話に帰結せず、言語化し、議論ができる。テーマは断絶せず、同じ地平の上で、共存できている。
これはなかなかできることじゃないと思うけれど、何かを学んでいる人間にとっては理想的な姿だと感じた。テーマとされているその内容も勿論興味深いことが満載だったけれど、竹内先生からは、この交流の姿勢を教えてもらったと感じている。