今月から昼間の時間を使いリサイクルショップの商品管理の仕事をしています。
現在はまだまだ使える家電や雑貨をメンテナンスし商品化していくことがメインです。
入社してまだ日が浅いですが、操体の臨床と通ずる点が多くあり、勉強になることが多いので日々愉しみながら仕事とからだと向き合っています。
職場の上司に聞いた話ではこの仕事は腰を痛める人が多く、中にはそれが原因で辞める人もいるみたいです。
確かに冷蔵庫や洗濯機等の重い物を持つことが多いですし、私がやっていることも一つからだの使い方を間違えると直ぐに壊れてしまうようにも思います。
そういう職場環境に身を置きながら最も注意していることは「足のポジション」です。
まだ慣れていないので目先のやることだけに捉われ過ぎてしまうと両足を揃えた状態で立ち位置を取り、結果的に「棒立ち」で仕事をしている時があります。
そのポジションでは時間の経過と共に疲れやすいからだの使い方になってしまい、腰や背中を痛めてしまうことが多いです。
そうならないように一つ一つの作業の間を使って「左足を半歩内側気味に出す」ということをし、膝の裏筋を緩ませるようにしています。
以前は仕事の最中にこういった「からだへの気遣い」は全くせず終わってから手入れをするサイクルでしたが、最近はどんな時でもからだと向き合う「マ」を作るようにしています。
その「マ」の中でしていることは呼吸を意識し、心のゆとりを作ることです。
全ては常に正当なからだの使い方をするためにものであり、からだの意思を置き去りにしないために必要なことだと思っています。
こういった日常の何気ないことに意識を向けることもセルフケアの一つではないでしょうか?
2021年春季東京操体フォーラム開催
2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」