おはようございます。
よく買い物をしていた近くのコンビニが、場所を移して新装開店したというので行ってみた。
成程、以前の店舗と比べて駐車場も随分と広くなっている。
地方は車社会の為、左にハンドルをきって、そのまま店の前に駐車できるというのは強みであると思う。何回もハンドルを切りかえしてやっと駐車できるというのは、どうしても敬遠されてしまう。
玄関の自動ドアが開いて、入ってみると今までとの違いにすぐ気がついた。
今までは左側にレジがあり、右側に陳列棚が右方向に横長に並んでいた。
しかし、新しい店舗では全く逆になり、左側に陳列棚が左方向に並んでいる。
この方が、パッと店内の様子が見渡せるように感じる。
私の自宅周囲1キロメートルの範囲では、コンビニが4軒あるが、この新しい店も陳列の仕方を変えた為、全部がこのようなレイアウトになった事になる。
マーケティングの世界では「人間左回りの法則」というのがあるそうだが、店名や系列は違えど同じようなレイアウトに変えていっている事を踏まえれば、それだけ業績の結果にも表れているからなのだと思う。
「人間左回りの法則」についての理由付けは様々あり、それぞれ一理あると思う。
あえてつけ加えるならば、人間の意識した動きは様々あるが、特段意識しなくとも生じている動きもあり、このからだの動きそのものは環境適応をはじめバランス制御に向く動きである。
そのからだの動きと相性が良いという事。
このバランス制御に向くからだの動きについて、操体では長年にわたり研究がされてきた。
師は「誰だって振り向く時は、左の方がやり易い」ときっぱりと仰る。
これは、傍から見れば何てことないような事でも真摯に向き合い、長年からだの真意を問いかけてこられたからこそ、言い切れる言葉なのだと思う。
私も実際やって感覚をききわけてみて、そう感じる。
また、意識してない場面、例えば後ろから誰かに声をかけられた時などは左から振り向くし、逆に自分が後ろから呼びかけた時も相手は左から振り向く事が多い。
こうした事も踏まえれば、コンビニやスーパーなど日用品を手早く買って帰りたい時は、左側に商品が陳列してあった方が便利だと思う。