本日は洋服からアートについて書いていこうと思います。
自己紹介や意思やきもちを伝えるのが下手だった私にとって洋服は重要な「自分を表現する」一つの手段でした。
昔は人がビックリされるものを選んで着たり、時には親から注意されるようなものを着て怒られることもありましたが、それも含めてファッションで自分という人間を表現していたのではないかと思います。
「洋服とアート」。これを結びつけるのは何のか?
芸術作品と同じように見た人や関わった人達に何らかのヒビキを与え人生に関わっていけるものがアートならば、ファッションも服を通じてヒビキを共有するものでなくてはアートにはならないのだと思います。
そのようなファッションに対する価値観を変えてくれたのが当時働いていた時の店長の言葉でした。
「自分達は販売員であるのと同時にスタイリストでなくてはならない。」
「スタッフ一人一人がカリスマ性を持つこと」
これ以外にも心に響く言葉がありましたが、自分なりに販売の仕事をしながら何年もこの店長の言葉を解釈していき、自分なりに出した答えが「お客様(相手)のイメージが膨らむ自分のスタイルと言葉を持つこと」でした。
販売員はただ売ることが仕事ではなく、その表現の仕方や着るシチュエーション、その着た時のきもち等のイメージを膨らませ、それを提案していくことが大事なのだと思っています。
そういう捉え方をするとファッションもアートの一つと言えるのではないでしょうか。
2021年秋季フォーラム
2021年11月23日(火)勤労感謝の日 ハイブリッド開催