今年一年の操体の学びはほとんど「呼吸」に時間を費やしていました。
呼吸でどのように症状は変化するのか?
呼吸をどのように操ればからだは悦んでくれるのか?
からだの動きに必要な呼吸とは何なのか?
そんなことを考えながら学びや臨床の時間と向き合ってきました。
そのなかで感じたのは呼吸も動きと同じように、どのようにデッサンするかでからだと感覚は表情を変えてくるということです。
そしてそれを行う上でイメージも大切で、そのイメージするものによって呼吸も通りが良くなったり、時には滞ってしまうこともあります。
そういったことを感じながら日々の中で呼吸にアプローチし、呼吸からのメッセージを受け取ることを繰り返していくとからだが本当に悦ぶこととは何なのかと考えることがあります。
それは身近にあるシンプルなことにあり、皆が当たり前にしている呼吸もその一つです。
芸術作品と向き合うように呼吸と向き合い、そのヒビキの中で得たものをからだを通じてデッサンしていく。
そんなことも からだとの良い関係を築く秘訣のように思います。
2021年秋季フォーラム
2021年11月23日(火)勤労感謝の日 ハイブリッド開催