昔、自分の存在を考え直す良き機会となったことがあった。
それは、私の人生がこれからも充実
する事を願うのであれば、 名前を変えた方が良い、つまり改名を勧めると言う話だった。
確かに、歴史の証明していることには一理ある。
様々な統計的な事実で、間違えぬ方向に指し示すようなアドバイ
ス を頂いて失敗しても、後悔さえなければいい、それでこそ面白い。
閑話休題。ある方の体験した、北海道に大仕事で向かう際の話。
出かける前、壮行会を開いてくれた会場でツバメが壁にぶ
つかって 無残にそのまま逝ってしまった。
しかし決意は変わらず、顔色1つ変え
ることなく、旅立つと伝えた。
北海道に向かう途中、新しい草鞋を履いたのに、プッツリと切れた。
周りの人は、やはりやめた方が良いのでは
ないか、と伝えた。
ところがその方は、ツバメが死んだのも、わらじの紐が切れた
のも、 私の責任ではない、と笑って気にせず旅立ち、大仕事を成し遂げた。
「万事に変えずしては
1つの大事なるべからず」
「徒然草」で吉田兼
好は書いているように、目標に到達するには、 どのようなこ
とがあろうと、私にはそれは関係ない、とする気概、 信念を持ちつづけながら、生きてみたいものだ。
このようなことも多いのが、操体の修業。
まさに、学んできた
ことに通じているのであります。
(※ある方とは、故、伊能忠敬氏)
さて、一週間のお付き合い有難うございました。
明日からは、瀧澤副実行委員長の登場です、お愉しみに!