おはようございます。
実行委員リレーブログ、今週は友松の担当となります。
どうぞ、宜しくお願いいたします。
今回のテーマは「修行」ということでリレーしています。
修行というと、つらく厳しいものをイメージする方も多いと思います。
心身、特に精神性を高める為に、自分のからだがつらさを訴えていても、それを自分の甘えや弱さと受け止め、耐性を高めるような考え方で、何かしらの修練を積んでいく。
そして、その先には何かしら尊い悟りがある。
そんなイメージではないでしょうか。
しかし、操体の創始者である橋本敬三先生は「痛む、ツライからは逃げていい」というようなことを仰っていたという。
これは「ツライから、もう嫌だ」と中途半端に直ぐ投げ出すような精神性や、いい加減な態度を良しとしているのではない。
痛む、ツライはからだのサインや警告であり、その修練の中での行い、特に身体の使い方、動かし方に問題があり、警告を無視すれば修練の継続はおろか、そのうち壊してしまうので、無理をとおさず、そちらの問題を改めていこうという捉え方。
からだに無理を強いて、自分の目標を達成させようとするのではなく、からだと共に行いの質を高めながら、修練を積み重ねていく姿勢。
修行には、そうした姿勢も必要だと思うのです。
2022年春季東京操体フォーラム
2022年4月29日(金)祝日
ハイブリッド開催(会場参加は、一般社団法人日本操体指導者協会会員優先)