おはようございます。
実行委員リレーブログ、今週は友松の担当となります。
どうぞ、よろしくお願い致します。
今回のテーマは「はじめての操体法」ということでリレーしております。
はじめての操体法。
私がはじめて操体法を知ったのは、20年以上前になります。
確か、まだ整体の専門学校に通っていた時であり、その時に聞いた「痛くない方に動かせば良くなる療法がある」という噂話程度の話に、いたく興味をそそられたのを覚えている。
当時の私は、脊柱の配列異常で可動制限のかかった椎骨を矯正したり、局所的な筋肉を緩めたりといった施術者主体の手技療法を学んでいた。
そんな私にとって、被験者自身が痛くない方に動いて、腰痛はじめ様々な症状を改善させるという考え方自体が信じられないものだった。
当時、学生どうしで矯正の手技の練習をしていて、痛くされたり痛くしてしまったりというのは茶飯事であり、技術の未熟さはさておき、治療には多少の痛みはつきものという考えがあった。
しかし、学生どうしならともかく、他の人に施すとなるとそうもいかなくなってくる。
学生の練習に付き合ってくれる人となると限られてくるし、誰だって痛くされるのは嫌だろう。
また、学校を卒業して技術を磨こうにも、経験のない者に直ぐに施術に入らせるような治療院もないだろう。
手技療法の世界は、人様の役に立ちたいという志は高くとも、技術の習得には時間がかかるし、その習得の為の環境に恵まれている人も僅かだと思う。
しかし、動きに着目し、痛みのある動きはその時点では、まだからだがやってほしくない動きと受け止め、痛くない方向に全身を操って動かせば、症状、疾患が良くなる療法がある。
それが操体法だったのだが、随分と心惹かれたのが思い返される。