東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

からだからいただく環境に重ねて③

からだからいただいて、感じられることがあります。

「息」は、入れようとしないほうが入ってくる、ということ。

 

以前は作法が先にあって、その作法にのっとって「息」と向き合っていました。

どこかに「息」を操ろうとしていたわたしがいたのです。

 

けれども、普段何も意識していないときに、すーっと「息」が入ってくるときがあります。

 

わたしが操らなくても、「息」は入ってくる。

わたしが操らない方が、「息」は入ってくる。

 

「息」がからだに入ってくる。

 

わたしの入る余地がない「息」を味わっていると、現れてくるからだの表現。

生命体として環境に委ねているからだがある、と感じられてくるのです。

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