おはようございます。
実行委員リレーブログ、今週は友松の担当となります。どうぞ、宜しくお願いいたします。
今回のテーマは「環境」ということでリレーしています。
春を迎え4月になり、目まぐるしく環境が変化した人もいると思います。
会社勤めをしている人であれば、本人が望む望まないに関わらず転勤、転属がある。
今までやって来た仕事ではなく、新たな仕事を命じられる。
今まで一緒にやって来た仲間ではなく、新たな人間関係も構築しなければならない。
職場の社会環境の変化は勿論、転勤により引っ越しが伴えば、衣食住に伴う暮らしの社会環境も変化する。
こうした変化は、色々と不安もあり大変だと思うが、それと同時に何か期待と希望、わくわく感もあると思う。
そんななかで、何とかまわりから取り残されないようにと、必要以上に気を張り、気を使い、必要以上に頑張ってしまう。
その為か5月に入る頃には、心とからだのバランスを崩してしまう人も多い。
しかし、私たちは社会環境の影響だけを受けて生活しているわけではない。
社会環境というのは、人間がつくり出したものであり、その元には人間が自然環境に適応して、より良く快適に共存共栄が成り立つよう生きていく、という目標があった筈。
高度に文明化された社会に居るとそれが解りづらいが、自覚するしないに関わらず元には自然環境への適応がある。
本人が自覚していなくとも、からだは自然環境に適応するよう働きかけている。
その御蔭で、社会環境への適応が可能なものとなり、社会生活も営めている。
その有難さに心を向ける事で、社会環境のなかで生じた精神的、肉体的ストレスも緩和、解消に向かわせる事が出来る。
自分のからだが、自然環境とどのように調和をはかろうとしているのか。
自分は、どのように自分のからだと自然によって生かされているのか。
それを解明しながら、生かされている有難さを感じ、有難いという想いを基に様々な環境に適応できるよう呼吸や動きをはじめとする生活(生命活動)を少しづつ変えていく。
これは操体の学びの根本でもありますが、そこで掴んだものというのは様々な面で応用可能なのです。
臨床もその応用ですし、個人個人の生き方にも生かしてほしいのです。
そうすることで、とかくストレスを抱えがちな今の社会環境のなかでも、健康で調和のとれた社会生活が送れると思うのです。