海はリズムそのものだと思う。
海岸の砂をぬらす波の跡。
寄せては返すその様子をみているだけでも面白い。
小さい頃、波の動きに魅せられて、ぼーっとその様子を眺めていたのを思い出す。
このリズムは変化に溢れていて、見ていても飽きないのだ。
同じようにリズムに魅せられるということが、
からだを診させていただいているときにも感じるのだ、ということに出会った。
からだに触れる、
その指先から伝わってくる、からだがみせてくれるリズムの世界があると知り、その変化の豊かなさまにただただ圧倒されてしまう。
自然がみせてくれる景色には、「飽きる」ということとは程遠い、
何らかの秘密のリズムが貫通しているような気がしてならない。