東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

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おはようございます。

 

操体の4つのバルの戒めのなかの、「縛るな」という戒め。

「縛る」というのは、対人的に自由を制限してしまう、場合によっては、自由を奪う事につながるのが理解できる。

また、対人的な縛りだけでなく、自分や自分のからだの自由と可能性を狭める縛りもある。

 

それは、自分の思考による縛り。

自分の思考によって、本来できることも、始めから出来なくしてしまったりしていないだろうか?

 

往々にして、思考の仕方も癖がつきやすい。

思考の仕方の癖は、心の持ち方に影響を受ける。

そして、心の持ち方は、言葉の指示性に左右される。

 

「どうせ私なんか」

「そんなの出来るわけない」

「歳だからしょうがない」

「○○病なんだから」

・・・etc。
といった、普段何気なく口にしている否定的な言葉。

 

自分で口にした否定的な言葉は、先程とは逆の順序を辿り、負の固定観念を思考に植え付けさせ、自分自身を縛り、自由や可能性を自ら放棄することにつながってしまう。

 

言葉の統制というのも、自分や自分のからだの可能性を妨げない為に、また生き活きと自由に生きる為に必要だと思う。