東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

間(マ)に合うように⑦

 

「重心の学習」の基本となる立ち方-自然体律位-と、間(マ)の生かし方を学んでいると、「じぶん」の軸がいかにして創られていくのか、ということが感じられるようになってくる。

 

「からだ」の外側と内側にある二つの「くうかん」から届くそれぞれのメッセージは、「じぶん」の軸が何とつながっているのかということを自覚させてくれるんです。

 

そんな中、ここ数年感じていることで、最近よりはっきりとしてきたことがあります。

 

それは天候や気象の変化を「からだ」が繊細にキャッチしてくれているということです。

 

例えば、晴れの日は「からだ」や意識は軽く、曇りや雨の日は重く感じることがあります。

 

ここまでは、よく聞く話でもありますが、面白いのは、曇りや雨の日に感じていた「からだ」や意識の重さが、ふっと軽くなったとおもったら、その直後に雨がやんだり、晴れ間(マ)が広がったりすることです。

 

目に見える形で天候の変化を確認する前に、「からだ」が何かをききわけていると感じられる現象があります。

 

また、あるとき作業場に風が通り抜けはじめると、「これは海風だ」と直ぐに感じ、一緒に居た人に「これは海から吹いてくる風ですか」と尋ねたところ、「ここらへんは海の方から風が吹いてくるからねえ」とのことでした。

 

どうして海風だと直ぐに感じたのかというと、以前海で感じた風の記憶が、瞬間的にある感触を伴ってよみがえってきたからです。

 

思考でたぐる記憶ではなく、「からだ」の記憶が反応する現象があります。

 

こういったことも、健康維持増進につながるヒントだとおもうのですが、続きはこれからの学びの先にします。

 

一週間ありがとうございました。

 

明日から寺本さんです。どうぞお愉しみに!

 

 

2024年秋季東京操体フォーラム「もっと丸ごと操体法」を開催致します。

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