東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「感性・センス」 その4

センスがあると人から言われるとつい調子に乗ってしまう。その後、そのことが好きになり夢中になる。センスがないと言われるとそのことが好きでなければとっととやめてしまう。しかし、センスがなくても好きであれば続けられる。好きであればセンスなくても…

「感性・センス」 その3

最近、会社が変わった。はっきりしたものがないが何となく選んでしまった。後悔もない。五感をすべて使って選んだ。選ばなかった会社はあえていうと匂いが合わなかった。最近、いやに匂いが気になる。電車の中、バスの中。隣の人の匂いが気になる。汗臭いと…

「感性・センス」 その2

感性はどのように磨いたらいいんだろうか?私はズバリ感動することかなって思う。] いい景色を見て感動。朝起きて、まぶしい光を浴びて感動。相手から親しくしていただき感動。よい映画を観て感動。生きているうちにいろいろな感動体験ができることで感性も…

「感性・センス」 その1

本日からのお題は「感性・センス」に変わります。一週間、石田が担当させていただきます。よろしくお願い致します。 センスのある人は世の中にたくさんいる。でもセンスだけでは上手くはなれない気がする。私の好きなバスケットボールの神様マイケルジョーダ…

7、真化

ある婦人が、禅の大老師に尋ねた。 「何のために修行をするのでしょうか?」 答えて曰く、 「普通の人間になるためです。」と。 そう言われて顧みてみると、自分も含めて、色々クセあり、個性ありだなと思う。 でも、皆が角が取れて丸くなっても、面白くない…

6、身化

技芸というものは、学問、知識のレベル(頭で考えてやっている)ではダメで、身に着いていなければ(考えなくても、体をそこへもって行けば、自ずと手足が動く)ならない。 即ち、身(体)化しているべきものである。 要領・コツを「手の内」と言うが、手の…

5、親化

誰でも、慣れ親しんだものを捨てるのには勇気が要る。 親しむ(染む)のは良い事なのだが、 慣れる(惰性)のは”居付き”の始まりである。 時折、見直しが必要であろう。 何を残し、何を捨てるか、そこが難しい。 煩悶するところである。 「不易流行」、芭蕉…

4、芯化

「あの人は、背骨に一本筋が通っている。」 「あの人の生き方には芯がある。」 言動に信頼感のある人の喩えとして用いられる。 しかし、時としてこの芯が妨げになる事がある。 人生は、何が起こるか分からない。 死ぬまで柔軟性を失ってはいけない。 思想家…

3、深化

一つの事を極めていくと、純粋化していく。 そうすると、見た目には簡単そうに見える。 複雑なものが整理されて、一点に凝集している。 それに接する者をして、「奥深い」と感じさせる。 しかし、一歩足を踏み入れると、気が遠くなるほど難しい。 が、そう感…

2、新化

『古いヤツだとお思いでしょうが、古いヤツほど新しいものを欲しがるものでございます。』 ワン・ジェネレーション30年、ファッションも30年で流行が巡って来るという。 生物の世界では、常に新陳代謝が行なわれている。 新しいものが生まれると、古いも…

1、進化

画家ピカソは、「芸術に進歩はない、変化があるだけだ。」と言った。 芸術を、人間の行為 と置き換えるならば、人間に進歩はないのか? 昭和の名コラムニスト山本夏彦は、「人類の知恵は古典に尽きている。東洋では老荘儒仏、西洋ではギリシャローマに尽きて…

「シンカ ~日常からのヒント~」

本日で最終日となりましたが、「シンカ」について色々書かせて頂きましたが、これは「変わる」ということでもあり、そのヒントは様々な所にあるように思います。 特に最近では何気ない日常生活に目を向けるようにしています。 例えば、自転車に乗れなかった…

「シンカ ~プロセス~」

以前、三浦先生から「運命の法則」(天外伺朗著)という本を紹介して頂きました。著書の中で天外伺朗さんは様々な法則を説かれていますが、その中で「プロセスの法則」の重要性を説かれています。そこでは結果よりそこに行き着くまでのプロセスが大切だと書…

「シンカ ~悔しさを糧にする~」

4年に1度のオリンピックが開催され、各競技熱い戦いが広げられていますが、個人的には夏の甲子園も見逃さず見ています。その甲子園に関連した記事の中に現在ヤクルトスワローズで活躍している山田哲人選手の高校時代の記事がありました。 山田選手といえば…

「シンカ4 ~矛盾~」

近頃、週刊誌で医療、医者を批判する記事、もしくは病に苦しむ人達の声を特集した記事を目にします。特に「医者は儲けのために必要のない手術をする」「その薬は信用出来るのか」といった特集が組まれていることからも現代医療と患者の間に摩擦と矛盾が生じ…

「シンカ3 ~臨床の本来在るべき姿~」

先日、何年振りかに診させて頂いたクライアントの方に「触れ方が変わりましたね」と言われました。 意識的に触れ方を変えたわけではありませんが、そういった変化も臨床に対する捉え方、向き合い方が大きく変わったからだと思います。 以前の私は各分析法に…

シンカ2 ~シンプルになる~

先日の寺本実行委員のブログでも触れていますが、現在東京操体フォーラムのサイトには「新創世記」と記載されています。 それは操体の理論に対する見方、捉え方が根底から覆り新たなステージに移行していることです。 ただ全て覆ったから複雑になったという…

シンカ1 ~勇気~

三浦先生、一週間ありがとうございました。今週からは三浦寛幸が担当致します。どうぞお付き合い下さい。 今回のテーマは「シンカ」です。 「シンカ」と聞くと人それぞれ思い浮かべる言葉、文字は違うと思いますが、皆様はいかがでしょうか?私は真っ先に近…

豊かな感性

(19)動軸をどこに定めるか それによって、同じ動きにみえても全身形態の連動が、がらりとかわる その識別ができることが感性である (20)右視線と左目線の違いが認識できることは、豊かな感性である (21)胸椎12を境にして、動軸と安定軸の識別…

平等に与えられている

(16)安定とは感性の豊かさである (17)己自身の生き方が、からだに評価されること それが豊かな感性である (18)豊かな感性を育てるには、自己否定しないことである 一人ひとり平等に与えられている1日24時間をどう生かしていくか。 生かす間には…

無意識への感知

(13)感性とは、君が生きている間のことである 一瞬一瞬が感性である (14)感性は、自分自身のものだ いのちである (15)感性とは細胞である 60兆~80兆の細胞感覚 空間認識へのアプローチは、からだの無意識への感知脳(能)が必要である。

かみくだく

(10)感性も自分のなかで呼吸している存在である (11)そっくり、そのまま、コピーしても、それはただコピーしただけのことである 自分でかみくだかなければ、生きてこない それが感性というものである (12)感性とは自分を絶対的な肯定でみていく…

平穏無事

(7)感性とは、からだの要求であり、からだの無意識の声である (8)からだの地形を、皮膚を介して診る。これも豊かな感性である (9)自分を肯定するも否定するも本人の感性である 一日、一日、平穏無事に過ごせる豊かさに感謝する。 「平穏無事」とい…

50年の学び

(4)皮膚からのメッセージを皮膚へのアプローチとして生かしていくことも、豊かな感性である (5)重心づくりは、アートである 重心づくりのアーチストになれこれも豊かな感性である (6)感性とは、身(からだ)をとおさぬとわからないことである それ…

ここにいていいんだなア〜

今日から、一週間三浦が担当します。よろしくお願いいたします。 今回は「感性」について書いていく。思いつくままに、1日、3・4題、自分の思いを書き添えてみたいと思う。 (1)人格と才能の開花、人間性の開花も感性である (2)使命感は、感性が育て…

進化 七日目

最終日となりました。 私が操体を学び始めて20年以上になります。また、三浦先生に師事して16年になります。 手元には、何冊ものノートがあります。 16年の間、講習に参加させていただいていますが、毎年、三浦先生の「マイブーム」があるわけです。 ある時…

臣下 六日目

他の実行委員メンバーとネタが被ってもなあ、と色々考えている畠山です。 「真価」とか「真花」というのはもう出てしまいましたし(笑)、あまり説教臭いネタは書きたくありませんのでお許しを。 今年の大河ドラマは「真田丸」です。 連続ドラマが苦手(連続…

深化 五日目

先日テレビで「ブラック部活」というのを見ました。 ブラック企業やブラックバイトというのはよく聞きますが、中学や高校の部活にまで「ブラック」とは? 部活というのは本来自主性を育てるものです。 それが変わってきているというのです。 体罰が禁止され…

神化 四日目

神化といえば、もう、しつこいようですが(笑)、1999年、全国操体バランス運動研究会の打ち上げで、嫌煙家の某山陰地方の操体の先生に、 「橋本先生はタバコを吸っていたんじゃなくて、ふかしていたんだ」「ご自身はタバコが嫌いだったけど、患者さんで吸う…

進化 三日目

先日、改めてNHKで放映された、橋本敬三先生のドキュメンタリーを見てみました。DVDにした際、ちょっとお手伝いをしました。 時代を感じさせるのは、先生がタバコを吸いながら診療にあたり、アシスタントが灰皿をもって灰を受けている、と言う場面です。 こ…