みなさんは「ファーストキス」を覚えていますでしょうか?
答えは人それぞれでしょうが私は極度の緊張のためか、その時の気持ちや状況は思い出せないのですが、その感触は覚えています。
唇は解剖学上、粘膜で構成されているといわれています。人体の中ではかなりデリケートな部分とされているが人はなぜその部分を重ね合わせるでしょうか?
(注)唇は皮膚ではなく「粘膜」として捉えられていますがここでは体表をおおっているという観点でみて以降はあえて皮膚と言わせてもらいます。
KISSという行為とは何なのでしょうか?色々調べてみても答えはマチマチで、色々な説があります。「相手の生殖機能が自分に合っているかを判断する行為」という説もあれば、「脳に感覚刺激をダイレクトに伝える行為」という説もあります。いずれの説も共通しているのがKISSを感覚でしていることで本人の意識レベルで行っているのではない。つまり本能的にしているのである。
そういえば子供の時によく物を口にして怒られた記憶がある。
あの行為を考えてみると子供は無意識に物を口にすることで食べれるか否かを判断しているのではないだろうか?つまり触感や視覚で捉えた感覚よりも唇や舌等の皮膚の感覚の方が優れている事を本能的に知っているのだと思います。
そのように考えるとKISSという行為は相手を知る最善の手段であり、産まれながらに知っている行為だといえます。
つまり人はKISSをすることによって皮膚で相手やその愛を感じて記憶しているのだと思えます。
私のようにファーストキスを感触でしか覚えていないのは脳が忘れてしまっても「皮膚の記憶」が覚えているからなのでしょう。
KISSという行為は人間が相手を知る最善の手段でありとても自然な行為である。
そして時の経過と共に忘れていく愛を皮膚はずっと記憶してくれるのだと私は思っています。
今日で最終日となりました。1週間を通し「愛とSEX」というテーマを色々な角度から見て自由に書かせて頂きましたが改めて自分の思い、考えている事を文字にする事の大切さを実感させらる時間だったと思います。なかなか今回のように組織の一員として自分の思いを書かせて頂く機会が無かったので良い勉強をさせて頂きました。三浦先生、畠山先生、そして実行委員の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ヘタクソな文だったと思いますが何かを感じて頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
昨日に引き続きこの場をお借りして告知をさせて頂きます。
東京操体フォーラム in 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛他
Sotai Forum in Madridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛他