今日は金環日食でした。
黄金のリングをご覧になった方も多かったのではないかと思います。
今回は太平洋岸を中心とした広いエリアで見られるということでしたが、
これほど広範囲で見られるのは西暦1080年以来、
932年ぶりなんだそうですネ。
西暦1080年て何時代かと思ったら平安時代。
平安時代と聞いてもワタシのオツムでは
「平安京エイリアン」(30年位前?に流行ったゲーム)くらいしか
イメージが思い浮かばないんですが、
こうした天体の動きも宇宙の自然法則ということなんでしょう。
金環日食は太陽と月と地球が一直線に並ぶことによる現象なんだそうですが、
太陽の光が地球に届くまでには8分間もかかるそうなんです。
そのため普段見ている太陽は8分前の太陽ということになるそうです。
そして、それは別に星や銀河でなくても同じことらしく、
物体に反射した光が後から遅れて自分の目に届いて見えているということだから、
30センチメートル離れて本を見ていたとすると
0、000000001秒前の本を見ていることになるそうです。
見えているものは、すでに古いってわけですネ(中川人司著『宇宙授業』より)。
ふむふむ、なかなか面白いです。
でも、ワタシはこれをただ面白いだけじゃなく、
「むむ!?こりゃ臨床(治療)のヒントになるんではないかい」
なんて思ったりもしたわけです。
「オマエさん、それのどの辺がヒントなんだい?」って訊かれれば、
人それぞれピン!とくるものが違うのでなかなか難しいのですが、
操体をやってるといろんなところからヒントがいただけるってことは
間違いないと思います。
三茶の仙人こと三浦先生なんてスゴイですヨ。
「いったいどういった思考回路をしていらっしゃるのですか?」ってくらい、
いろんなことがボンボン飛び出してくる。
仙人の回路は一体どうなっているんでしょう?
一つ考えられるのは、仙人は思考で捉えてるだけじゃないんだなということです。
思考とは違ったレベルのモノゴトの捉え方がある。
もしかしたらそんな姿こそ人間本来の自然なものなのかもしれません。
中谷之美
三浦寛 操体人生46年の集大成 "[http://www.sotai-miura.com/?p=484:title=Live
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