東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

今年最初の雑談 その6


東日本大震災のドキュメンタリー映画『先祖になる』の主人公、佐藤直志さん。


あるご縁から施術をさせていただいたことがあるのですが、

人間味あふれるとても素晴らしい方でした。


その佐藤さんが和顔施のお話をしてくれました。


和顔施とは無財の七施という教えの一つで、

穏やかな笑顔で人に接するだけで布施になるんだよということ。

笑顔で相手に接すれば相手も笑顔になる。

だから、いつも笑顔でいたいネ ・・・ と。


う〜む、実際に震災を体験された方の言葉だけに余計重みがありますし、

社交性ほぼゼロのワタシには耳の痛い話です。


ところで、笑顔で相手に接すれば相手も笑顔になるように、

やはり何らかの波動は他の波動と調和、共鳴するもんなんですネ。


たとえば操体法の施術でも、気持ちのよさは操者にも伝わりますし、

周りにいる方々にも伝わったりします。

そうなると、からだは気持ちのよさで治るんですから、

周りにいる方々も癒されて元気になっちゃうってこともあるかもしれません。

操体法には、いろんな可能性が秘められていると思いますヨ。


そして、気持ちのよさが伝わるんなら、不快だって伝わるはずです。

操者(自分)が怒っていたり、イライラしていたり、何か魂胆を持っていたり ・・・ 。

施術が上手くいかないときって、もしかしたらそういうときかもしれません。


何をするにもホントはみんなからだに筒抜けかもしれない。

何て思うとウカウカしていられませんネ。



中谷之美