大きな決意と覚悟を持ち、操体の学びの門を叩いたものの、いったい何から身につければ良いのかわからず自分の学びの方向性を手探りで探す日々が続いていました。
そんな私に師はまず
・からだの歪みを正していくこと
・身の周りの人や物に意識を行き届かせること
・自分のやれることは何でもやること
こういったことを学びの場を中心に実践していくことを言い渡してくれました。
現在になって振り返ると、このような師が示してくれたことは私が操体の臨床家として生きていくために必要な基盤となるものであり、技術やテクニックの習得以上に大切なことだったと思います。
また師をはじめとした実行委員の方達も操体のことだけでなく、それに繋がっている様々な情報を教えてくれたことによって自身に何が必要なのかがはっきりしました。
まずは「感覚、感性を磨いていく」こと。
それが今後の自分の学びにおける大きな武器となるもので、そして最も信頼関係を築いていかなければならないものでした。
学び初めた最初の1,2年の自身の感覚と向き合う日々が続いたのです。