自身の感覚と向き合う中で当初どうしても理解出来なかったことがあります。
それは「からだに聞き分ける」ことです。
からだが要求していることと自分の要求との識別し、理解していくことが私自身の操体を学び続けていくことにおいて重要なことでした。
現在になって振り返ると、これは自分のからだとの信頼関係を築いていかなければ一生かかっても理解できなかったことだと思います。
操体を学ぶ前までは意識を向けなかった些細なからだの変化にも意識を向け、日々の中でからだとの対話を繰り返すことで見えてくるのが感覚の世界です。
そういった言葉にしにくい世界観に身を置き、それを言語化、体現していくことの面白さが3~4年経ちようやく見えてきました。
こういったことが理解出来てくると、それまで分からなかったものが不思議と理解出来るようになったり、出来なかったことがいきなり出来るようになったりしたのです。
何事にも言えることですが、継続していくことが何よりも大切なのですね。