東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「感覚」が抜けると

先日、クライアントに立ち方の作法を指導していた時、

どうも立ち姿が力んでいるように見えた。

原因は、何度も来られている方だったので

「拇趾球で立てているだろう」と勝手に思い込んでしまったことにある。

実際は「親趾のつけ根」で立っていた。


たった数センチの違いでも、「拇趾球」と「親趾のつけ根」では、

「立った時の感覚」が全く異なる。

修正したところ、力みはなくなった。


作法をとおすことばかりに意識がいって、

肝腎の「感覚」がすっぽり抜けてしまっていたのだ。


勉強になった。