最近、改めて臨床の中で注視して診るようにし、ととのえているのが「呼吸」です。
以前から筋肉や骨格の配列の変化以上に皮膚の状態や変化の大切さはブログでも書いてきましたが、近頃は皮膚と同じ位に呼吸を重視して診るようになりました。
それに至った理由も臨床の中でからだ以上に変化しているのは呼吸なのではないかという気付きがあったからです。
以前は「からだが変われば呼吸も自ずと変わる」という捉え方でしたが、最近は「呼吸が変わればからだも変わる」という捉え方になってきています。
そういった捉え方に変わってきたことで最近わかってきたことは「自分がする呼吸」と「からだがしてくれる呼吸」というのは違うということです。
その呼吸とは「からだが悦ぶような呼吸」ということでもあり、自分が意識して行う呼吸とは質が明らかに違うように感じます。
まだまだ改善すべきことはありますが、それを臨床の中でからだが自然に行えるようにすることが出来れば患者が医者いらずの生活を送ることも可能なのではないかと思っています。
2020年春季東京操体フォーラムは4月29日に開催致します。
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