今回のテーマである「ととのう」と「ととのえる」の違いを考えながら思い付いたことは「治る」と「治す」ということもすごい違いがあるなと思いました。
振り返ると私は操体を学び始めてからの10年間で医者に通ったのは2~3回位で、元々からだは弱いほうでしたが近年は少し位の病は自力で対処してきました。
それが出来るようになったのも、以前は薬に頼って治すという意識から、からだが自然に治る手助けをするということを無意識に持っていたからなのだと思います。
そういう潜在的な意識の変化も、だらしがない自分にからだが「もっとオレ(からだ)を信じてくれ」と言っていたのかもしれません。
そんなからだからのメッセージを無意識に受け取り、からだとその力に寄り添ってこれたことで現在の自分がいる。
それが「生かされている」ということのなのかなと感じています。
そう考えていくと橋本敬三先生の
「治すことまで関与するな」
この言葉の意味も自ずと見えてくるのではないでしょうか?
2020年春季東京操体フォーラムは4月29日に開催致します。
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