今回テーマは「とばす」ということですので本日は触れない臨床についても書いておきたいと思います。
自粛生活が続いていたこともあり、最近は実際に触れる臨床よりも触れない臨床をする機会が多くなりました。
その臨床の中で私自身がやっていることは言葉を使った指導と呼吸に意識をしてもらうことです。
この臨床の特徴は同じ空間を共有するにしても、その場にいなくてもやることは同じで、ただ自身のからだと感覚と向き合うことをしています。
大抵の人は最初は臨床の中でのからだの変化はキャッチしにくく、そのま意識が飛んでしまう人がほとんどですが、後々のからだと意識的な部分でのちょっとした変化に気が付く人が多いです。
私自身も当初は自身の呼吸と意識だけで臨床が成り立つことの不思議さ、謎も多かったですが、最近はこういう臨床は素敵だなと思っています。
訳がわからずやり続けていく中で、結果的にその人のからだと意識が変わり、今まで見れなかった景色と向き合える。
臨床後に「なぜそういったアプローチをしたのか?」と聞かれても根拠のない答えでしか解答出来ないこともこの臨床の面白いところなのだと思う。
きっとこういう問いかけは、いつかのブログで書いた「からだが知っていること」を引き出す最善の方法なのかもしれない。
最近はこんなことを考えながら臨床と向き合っています。
続きはまた明日。