何を食べようか迷っているときは大抵、
からだがご飯を要求していないときだ、と感じます。
スーパーに行って物色するものの、
結局買わずに出てくることも多いのです。
昔から外食しに行くときに、
すぐにお店を決められないことがけっこうありました。
当時は「なんて優柔不断なんだろう」と思っていましたが、
「そもそも食べることをからだが要求していない」と考えると
合点がいきます。
「食べる」という行為を出すところまで、と捉えていくと、
毎日の便の出方や便の状態を観察しつつ、腸内に住む微生物に想いが至ります。
どんな出方やどんな状態のときも、
微生物を介して食と想が絡み合うなんてことを想像しつつ、
力むことなくすっと出るとき、息に委ねる。
「食べない」ということも含めて「食」の範囲が広がれば、
感じられる世界も広がってくる。
これを食べると調子がいいと感じられるのは納豆ご飯とおにぎり。
よく咀嚼して味わうこの「食」を、
何とつながっているのか、というふうに考えてみるのも愉しいです。
2021年春季東京操体フォーラム開催
2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」