動き(うごき)や感覚について、からだを介して学問している操体、そして実践のスガタとしての操体法。
それ故に、からだを通して「ゆっくり」という時空を体験していただきます。
操体でいうところのこの「ゆっくり」は、想像しているスピード感とは、
ちょっと異なるかもしれません。
思っていたよりも、もっとゆっくりなんですね。
自分ではゆっくり動いているつもりなんですが。
ゆっくりってよくわからないなぁ。
色々な感想をいただくことがありますが、
操体もこのキーワードと長年付き合ってきたので、
感じを掴んでいただくために、また新しいアドバイスもお伝えできるようになってきました。
「ゆっくり」というのは面白くて、
その感じを味わって体感していると、
いつしか「間(ま)」の時空を味わっていることに気が付きます。
目まぐるしく働いてくれているからだの動きのことであり、また頭の回転速度を少し緩めてみることでもあり。
自分には「ゆっくり」が必要だなぁ、味わいたいなぁと感じている人、
そういった要求に適う間を、操体から味わっていただけるかも、と思っています。