「からだ」が主語になっているか。
操体における「修業」と捉えることもできます。
これまでも「からだの学習」をとおして、「からだの要求」にふれてきました。
自分がどうしたいかの前に、「からだ」はどうしたいのか。
ちゃんと「からだ」にききわけられるようになってきた、と思っていたのですが……
「勉強に終わりはない」という想いごと、ゆらいでしまったできごとがありました。
2020年の3月から8月の半年間、新型コロナウイルスが流行しだした時期です。
自分の生活や周りの人達のことを考えて、一時上京をストップすることに。
当時は当時なりに「からだ」と向き合っているつもりでした。
あの時感じたこともウソのない本当のきもちだった、と思っています。
けれども、今だからはっきり言えることがあります。
「からだ」が主語になっていなかった。
「からだ」が主語になっているときとは、明らかに「ことば」の質が違う。
当時の「ことば」からは「からだ」が感じられないのです。
(つづく)
2022年春季東京操体フォーラム
2022年4月29日(金)祝日 開催予定です
詳細は追ってお知らせ致します