東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「からだ」が主語になるように②

「からだ」が主語になっているか。

操体における「修業」と捉えることもできます。

 

これまでも「からだの学習」をとおして、「からだの要求」にふれてきました。

自分がどうしたいかの前に、「からだ」はどうしたいのか。

ちゃんと「からだ」にききわけられるようになってきた、と思っていたのですが……

 

「勉強に終わりはない」という想いごと、ゆらいでしまったできごとがありました。

2020年の3月から8月の半年間、新型コロナウイルスが流行しだした時期です。

自分の生活や周りの人達のことを考えて、一時上京をストップすることに。

当時は当時なりに「からだ」と向き合っているつもりでした。

あの時感じたこともウソのない本当のきもちだった、と思っています。

 

けれども、今だからはっきり言えることがあります。

 

「からだ」が主語になっていなかった。

 

「からだ」が主語になっているときとは、明らかに「ことば」の質が違う。

当時の「ことば」からは「からだ」が感じられないのです。

(つづく)

2022年春季東京操体フォーラム
2022年4月29日(金)祝日 開催予定です
詳細は追ってお知らせ致します