一日が始まる前の時間。
夜が深く更けていって、いつのまにか朝へと変化していく
グラデーションの時間。
そういう時間に目が覚めていて、外に出て、その間のときをあじわう機会は
そんなに多くはないけれど。
静けさの中、キリっと澄んだ空気を感じ、
今日一日の呼吸が始まろうとしているような気配に包まれていると、
朝早くから山に登るために、登山口の近くにキャンプを張って休み、
まだ薄暗い闇の間の中、山を登り始めるときの朝の景色が思い出されてくる。
自然がいっぱいでないようなところにいても、朝がやってくる前の空気は、
なんとなく似ているのだ。
そもそも、自然がいっぱいってなんだろうか。
からだのそとで「呼吸」している、おおきなリズムのようなもの。
そんな目にみえない自然を感じて、きょうの一日もはじまるのだ。
一週間のお付き合いありがとうございました。
明日からはテーマを引き継いで友松実行委員のブログが始まります。
それでは友松さん、よろしくお願いします。