東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

マイペースにマイスペース3

(つづき)

人間は何のために口からモノを食べているんだろう。

最近そういうことを考えたりしています。

 

私自身は食べることがとても大好きな人間なので、朝・昼・晩と三食食べることを常とし、一日のなかでお菓子もつまみながら日常生活を過ごしていたのですが、先にお伝えしたプランターで実施している「なんちゃってコンポスト」が私自身のおなかのなかのくうかんと重なるようなきもちになってから、なんとなく食べることに対して新鮮な疑問をもつようになりました。

 

実は、最近自分が食べることで摂取している栄養と、自分自身の日常の活動量が見合っていないような感覚をからだから感じていたので、余計にそのようなことが気になったのかもしれません。あんまり動いていないのに、結構食べてるかもなぁと思っていたのです。

 

「一日に3回もコンポストに有機物を投入しないよなぁ・・・」

「しばらく間をおいて、分解がすすむまでほっておくよなぁ・・・」

 

なんて、ことを考えていると、たしかに、お腹のあたりが重い感じが伝わってきて、わたしのからだのなかのくうかんにも、もう少し間(マ)を与えてもいいんじゃないかなと感じるようになりました。

 

そこで、試しに夕方からはそれほど食べ物を摂らない生活を送ってみています。

朝と昼はいままで通り食べて、夕方ごろからは特に要求がなければ口にしないという生活を過ごしてみると、私の場合は夜になっても結構お腹のあたりに「なにものか」の存在感が感じられます。

不思議ですが、朝もそれほどお腹が空くという感じでもなく、食のリズムとながれが変わっているのかなぁと感じています。

 

「あぁ美味しかった」と感じ、喉を通り過ぎてしまえば食の営みは終わっているような感じがしていましたが、そのあとの一番大変なところは、からだとからだのくうかんに居着いてくれている微生物たちにお任せしているんだよなぁと。

 

そんなことを思っていると、マイペースにやたらと口から送り続けるのは、ちょっと申し訳ないなぁと。

からだはどんなペースで、どんなものを口にしたいのかなぁと、改めて考えてみたくなるのです。