東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

陰陽 その4(次元)

Wikipediaの陰陽表を見てみると 次元は 陰:空間 陽:時間 になるそうです。 三浦先生は患者を診る時に先ずは触れずに空間でわかるといいます。そのことを三浦先生に尋ねると「空間でわかる」と常人には理解できない回答をします。しかし、三浦先生が指摘の…

陰陽 その3(感触)

Wikipediaの陰陽表を見てみると 感触は 陰:柔らかい 陽:硬い になるそうです。 何度もしつこいですが現在は「陰」の時代です。人に触れられる感覚は硬い感覚より柔らかくタッチされた方がいいですよね?操体の「第三分析」と言われているものはまさにそれ…

陰陽 その2(人体組織)

Wikipediaの陰陽表を見てみると 人体組織は 陰:皮膚、骨 陽:筋肉 になるそうです。 何度も申し上げますが現在は「陰」の時代に入っています。からだの治し方、改善方法も筋肉的なアプローチではなく皮膚感覚に沿っていった方が良いのではないかと思います…

陰陽 その1(人間)

本日からのお題は「陰陽」になります。 一週間、石田が担当させていただきます。よろしくお願い致します。 Wikipediaの陰陽表を見てみると 人間は 陰:精神(心) 陽:肉体 になるそうです。 三浦先生曰く現在は「陰」の時代に入っているそうです。私の周り…

7)医療

最近、総合診療医の先生が、脚光を浴びている。 専門細分化された医療(これはこれで必要なものであるが)に対する患者側の不満の声と、それに応じる医療側の反省と方策である。 長寿社会になったため、老年科の先生も活躍し始めている。 総合診療医の先生も…

6)歪みとゆらぎ

人間は、立位でゆらいでいる。 直立不動は、不自然だ。 人間の内部は、ゆらいでいる。 即ち、歪みもゆらいでいる。 呼吸と共に、変化している。 歪みも生き物だ。 姿勢も、内臓の状態も、ゆらいでいる。 時間的に長いのが歪み、短いのがゆらぎ。 おしらせ 20…

5)正常値

健康な状態から大きく逸脱したものを、何とか呼び戻す時の目安。 自分では、コントロール出来ない障害を持った方のための管理目標。 正常値を常に気にして、これから外れる事に一喜一憂するのは、「健康」という名の歪みだ。 臨床を、息・食・動・想・環 と…

4)からだ

最近ようやく、左右非対称医学を提唱する人も出て来た。 コンピューターグラフィックが描き出す均整のとれた人間は、現実には存在しないだろう。 皆誰もが個性的なからだをもっている。 それ以上の個性を見つけ出す必要はないんだよ。 からだの声を聴きなが…

3)社会

陰陽、虚実、表裏・・・・・ 東洋医学の話をしようとしているのではない。 内外、上下、格式・・・・・ これらの間合、塩梅、匙加減で調整されていた世の中に、コンプライアンスとかエビデンスを持ち込んだ。(そういうものが悪いと言っているのではない。要…

2)子育て

家庭では、お父さんとお母さんがよく話し合って、価値感を共有し、学校と地域と家庭が協力し合って健全な子供達を育成しよう! これでは、子供は逃げ場が無い。 見えないところが歪む。 子供は、両親の矛盾、大人のホンネとタテマエ、社会の裏表、これらの隙…

1)文化の衝突

昨今では、自己を確立し、強い自己主張をしなさい、と教えられるそうだ。 日本人は元来、役割や立場に応じて変化する私で生きていた。それがあたりまえだった。 夫・主人・父・会社での役職・趣味のサークルでのポジション・近所付き合い 等、自分の中で「私…

「利き手とゆがみ」

今回のブログのテーマである「ゆがみ」を考える上で正しい姿勢、ゆがみを作りやすい姿勢を考えなければならない。 先日までのブログの中でも「自然体」について触れてきたが、正しい姿勢と自然体では少しニュアンスが違うように思える。 自然体とは無意識的…

「記憶とゆがみ」

未だ私自身の中に鮮明に残っている辛い記憶がある。 それは大切なお世話になった人の他界、失恋という誰もが経験することなのだが、私はその現実を受け入れられずにいつまでも後悔の念に捉われていた時がある。 「もっとこうすれば良かった」、「何でこんな…

「空間とゆがみ」

去年に引き続き、今月の5日、6日に福島の会津にて伝統療法カンファレンスが開催された。 私は所要の為、5日だけの参加だったのだが、その短い時間の間でも本当に実りのある有意義な時間であった。 様々な手技の先生達の治療との向き合い方、その先生達のお弟…

「癖とゆがみ」

先日のブログではカラダの自然について書いたが、ボディーの歪みとは自分の癖と密接に関係している。 自分が楽だと思いカラダを動かしていても、実はボディーには歪みが生じていたりする。 それは楽という感覚でカラダを使っていてはボディーに歪みを作りや…

「カラダにとっての自然」

前日まで私のゆがみに対しての捉え方を書いてきたのだが、これらを書いていく中で疑問に思うことがあった。 それは果たしてゆがみのないカラダが本来の自然、正常なのかということである。 その定義、基準を説いている医者、施術者は私の知る限りいない。 私…

「ゆがみと治癒力」

なぜカラダと心は歪むのか?ボディーが歪むという現象とは命の営み(息・食・動・想)、つまり己の「生き方」に対する一つの通知表のようなもので、今までそれは自己責任を怠った一つの「報い」として今までは捉えてきた。 症状・疾患を抱える患者はその報い…

「ゆがみ」の有難さ

おはようございます。今週から一週間よろしくお願い致します。 今回のテーマは「ゆがみ」。 ゆがみと聞くと大抵の人はイメージとして何か悪いもの、あってはならないもの、正しくしていかなければならないもの、あってはならないというイメージがあるように…

なのかめ。ボクとシモン兄ちゃん

ボクとシモン兄ちゃんがのってる本があります。ねーちゃんのねこともだちのねこさんのしゃしんものってます。 ねこの肉球診断BOOK―東洋医学的体調チェックとツボマッサージ 作者: 石野孝,相澤まな 出版社/メーカー: 医道の日本社 発売日: 2014/05/01 メディ…

むいかめ。パンダ銭湯。

おとーたまが絵本を買ってきました。 ボクに見せてくれました。 「パンダ銭湯」というほんです。 パンダがおふろにはいるのですが、おふろにはいるとき、くろいもようを脱いじゃうんです。 あ、ひみつだった。 パンダ銭湯 作者: tupera tupera 出版社/メーカ…

いつかめ。にゃ。

ボク、にゃーって鳴けなかったんだけど、 このまえ、 おとーたまとあそんでいたら、ついついこうふんして 「な−」 「きゃー」 「にゃ」 て、鳴けました。 でも、まだ「にゃー」じゃなくて「にゃ」です。」 れんしゅうです。 おしらせ 2015年冬季東京操体フォ…

よっかめ。にょろぞう

ボク、小十郎です。 でも、お兄ちゃんにくらえべるとチビなので「ちびちゃん」ってよばれてます。 たまに「にょろぞう」っていわれます。 ボクがムーミンっていうおはなしにでてくる「ニョロニョロ」っていういきものみたいににょろにょろしてるからなんだっ…

みっかめ。おまつり

ボクは、はちがつで、おうちにきてさんねんになったんだそうです。 このまえ、いつもはしずかなおうちのまわりでおとがきこえました。 たいことか、鐘とかがなっています。 「ちびちゃん、おまつりだよ」 と、ねーちゃんが抱っこしてそとに連れて行ってくれ…

ふつかめ。おちゃわん

おとーたまは、おちゃわんとかガラスがだいすきです。 いっぱいあります。 おちゃわんのなかには、まがっているのもあります。 へんなかたちをしているのもあります。 おりべ、っていうんだそうです。 おしらせ 2015年冬季東京操体フォーラム 速報です。12月…

いちにちめ。ねこぜ

こんにちは。 ボク、小十郎です。 いつもは「おとーたまとボク 小十郎ダイアリー」でブログをかいてます。 おとーたまとボク 小十郎ダイアリーlovecats.hatenadiary.com おとーたまは「みうらせんせい」っていいます。おとといから、おしごとでふくしまに行…

「歪み」はワルモノではない。

2015年冬季東京操体フォーラム 速報です。12月5日(土)6日(日)二日間開催決定 さて、最終日になりましたが、色々考えてみると、果たして一概に「歪みは悪いモノだ」と、決めつけていいのかと思います。 いかがですか? 確かにボディの歪みも、色々な症状…

バロックとは3

本日、明日から開催の「ヘルスケアリゾート南会津 伝統療法カンファレンス2015」に三浦先生はじめ先発隊が出発します。明日第二陣は、「殿」と「香」と、瀧澤一寛が到着予定。「足趾の操法®」をやってきます。 6日(日)には、三浦先生のワークショップもあ…

バロックとは2

バロック。 元々は、スペイン語 の barroco (歪んだ真珠)から来ているみたいですが、バロック・パールというのがあります。 もともと真珠というのは、天然真珠しかなかったのです。真珠の養殖に成功したのは、実は日本人です。御木本幸吉氏です。銀座にミ…

バロックとは1

私は子どもの頃から、ロックが好きです。三つ子の魂百まで、と言いますが多分ずっと好きです。 なので、当然スカルも好きです。 うちの実行委員長は、ロックを聴かないくせに(くせに、とか言ってすまん)、スカル好きで、いかにもロック(デスメタルとかマ…

不自然の自然 その2

姿勢はいいに越したことはありませんが、それにとらわれすぎてもなあ、と思う事があります。 ある時、クライアントの女性から、「うちの母(85歳)、腰と背中が曲がっているんですがみっともないので、操体で真っ直ぐになりませんか?」と言われました。 う…