東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

もういくつ寝ると・・・

10月も最後の週に入り、季節もめっきり秋らしくなってきました。
季節の秋に、稲穂の穂。今回で3回目の登場、福岡の秋穂です。
気がつけば2008年秋季東京操体フォーラムまで丁度、1週間となりました。


秋のフォーラムは春に比べると実技指導が充実しており基礎知識の有無により、得られる気づきの質が大きく差が出てきます。今週のブログでは私と一緒に、各先生方のプログラムを予習してより一層理解出来るように、事前にしっかりチェックして行きましょう。


題して「1週間で理解る秋季東京操体フォーラム


まず初回はテーマ発表『第一分析から第三分析へ』発表者は、操体界のデンジャラス・ビューティー畠山常任理事です。


この第何分析と云うのは、感覚診断のききわけ方の違いによって区別されています。第一分析とは橋本敬三医師の著書にも紹介されている。痛くない方、ラクな方へ動ける所(可動極限)まで動いて2〜3秒後に、ストンと脱力(瞬間急速脱力)する。という運動感覚差をききわける操法の事です。第二分析以降は以前畠山常任理事のブログでも紹介されていたように橋本敬三医師が臨床をやめられた後に、その愛弟子である、三浦寛先生と今昭宏先生に託された「気持ちの良さだけ教えろ。」という指示を基に、研究と臨床の中で新たに確立された分析法で、第2分析はひとつひとつの動きの中に気持ちの良さがあるのかないのかをききわける感覚診断法。第三分析は、からだの動きが極度に制限されている方や、動きの中では快適感覚のききわけがとおせない方に、皮膚へのアプローチにより快適感覚のききわけを通すと云う皮膚の操法(渦状波〜かじょうは〜)のことです。


東京操体フォーラムで取り上げられる操法と云うのは、基本的には第二分析以降を指しているのですが、未だに世間では第一分析の診断と操法から脱却出来ていない臨床家の方も多く、東京操体フォーラムでは、常に啓蒙活動を行っている次第であります。


今回の発表の中で畠山常任理事はどの様にそれぞれの分析の違いを見させていただけるのでしょうか。乞うご期待!



秋穂一雄


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