東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

正坐のメリットとして、以下のようなことがあるようです。

1.集中力が高まり、精神が充実する。

2.眠気が覚め、認知症を防ぐ。

3.心臓、肺、横隔膜など内臓の負担が軽くなる。

4.消化力が高まる。

5.肥満やメタボリック症候群を防ぐ

6.膝の周辺の靭帯や筋肉が強く、かつ柔らかくなる。

7.股関節、膝関節、足関節の3つの関節の可動域が広がる。

8.肛門括約筋をはじめ、骨盤と内臓を支える筋肉が鍛えられる。

9.側副血行が盛んになって、下肢の冷えが少なくなる。

10.姿勢が美しくなり、発声にもよい。
(日本正座協会)

あとは、自身の歪みが自覚しやすい点が大きいかなと思います。
正坐がきつい場合、からだに歪みがあることが多いです。
たいていは足を重ねて坐っているのを見かけます。
これはこれでバランスを取っているのですね。
操体での正坐は「両足底の間にお尻がすっぽり入るように」、足を重ねず坐ります。
続けていると、外見上は変化がなくても、自分自身の日々の感覚の変化を感じることができるようになります。
今日はちょっとくずれてきてるなという日があったり、逆にすっきりしている日があったり、毎日微妙に違います。
そのへんも気をつけてみるとなかなか楽しいです。