小学校の学級園にて。
夏野菜の収穫を終えて、今年は秋の活動としてラディッシュなども植えてみることとした。
育てやすく、収穫までの期間が短いので、狭い栽培面積でもこどもたちによりたくさん収穫の機会をつくることができるのではないかという狙いだった。
幸いその狙いはうまくいって、こどもたちとの収穫がたのしかったので、急遽余っていた種を蒔いて、時期をずらした2回目の栽培を試みた。ただ、ラディッシュにとっての種まきの適期は過ぎてしまっていたこともあったので、まぁやってみてどうかという感じではあった。
季節にあった適切な対応など特別せず、育てていたこともあり、結果、適期を逃したラディッシュの成長はほんとうにゆっくりで、今現在ものんびり畑のなかに植わっている。
仲間とこのラディッシュの様子を見ていて、「でも、じわじわ大きくなってるよね」なんて話をしながら、あきらめきれない気持ちで観察を続けている。ほんのわずかずつ大きくなっている、その生命力はしっかり伝わってくる。なんだか、かわいいなぁと感じながら。
種まきには適期があって、その期間に種を蒔いた方がうまくいきやすい。
これはやってみて、わかったことだ。
また、適期をずらして種を蒔くと、
発芽も成長も常の通りにはなりずらいが、それでもなんとかゆっくりと成長を続けていく。
これもやってみて、わかったことだ。
「やってみる」というのは、すべてが経験となってかえってくる。
ただ一通りの答えを確認するため、には納まりえないものが拡がっている。