東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

初日 進化

畠山です。 一週間よろしくお願い致します。 二週間前ですが、7月18日に「操体マンダラ」が開催されました。 まさに、操体は進化しているんだな、という内容でした。 参加された方は、多少ショッキング?だったのでは??と思います。 温故知新で、古いもの…

真花へ。

おはようございます。 今回のブログのテーマは「シンカ」と聞いて、思い浮かんだものに「真花」というのがありました。関東甲信はやっと長い梅雨が明けたようですが、梅雨の季節の代名詞でもあるアジサイには装飾花と真花があります。はじめに大きな花びらの…

その進化は深化より。

おはようございます。 なんだか最近、某週刊誌で手術や薬に関する記事を毎週のように取り上げています。その内容を詳しく書くつもりはありませんが、やはり、からだを治すのはからだであり、そのからだの要求に応える事を最優先しなければならない、というこ…

進化と深化の求め。

おはようございます。 生き方の自然法則を究明し、それを応用して、変化する環境に適応出来るようにしていくのも進化であると思います。そして、その進化には究明した自然法則を更に原究するという深化が伴います。 つまり、時代背景やそれに伴う環境が変わ…

進化の求め・・・3。

おはようございます。 進化という事柄について、私は3つのことが思い浮かびました。 一つには、環境に適応する為に自らの生態を変化させる。もう一つは、環境をよりよく共存共栄の世界へと自ら変えていく智慧とテクノロジー。そして、もう一つ挙げるとした…

進化の求め・・・2。

おはようございます。 進化とは、環境に適応する為に自らの生態を変化させていく、という考え方が多いと思います。しかし、人間だけは自然環境に手を加えることが出来る。という事は自らの手で、よりよい環境をつくりだしていく、そのテクノロジーも、進化す…

進化の求め。

おはようございます。 あらゆる生き物の中で、自然環境に手を加えることができるのは人間だけです。そして文化を創造し、文明を発展させることができるのも人間だけです。 大元に自然環境があり、そこに人為・社会的環境が加わり、そうした空間で文化、文明…

進化と進歩。

はようございます。 今週は友松が担当いたします。どうぞ宜しくお願い致します。 今回のテーマはシンカということです。 このテーマを聞いた時、思い浮かんだのが10年以上前の東京操体フォーラムの懇親会での出来事でした。 飲みながら何人かの人と話し込…

「シンカ」の味わい

今年の9月から操体法東京研究会の新しい講習が開講する。 このブログの末尾に静かに添えられているリンク先。 アンテナに触れた方は、そっと覗いてみてもらいたい。 いつからか、本定例講習の名称は「新創生期」という名前に変化していた。 まだ操体の「そ…

わからない

学んでいて「わからない」ことに気付く。 これは「深化」を後押ししてくれる機会になります。 一方で、「わからない」という状況というのは 「不安」や「不信」につながっていくこともあります。 特に、自分自身に対しての「わからなさ」 角度を変えて、自分…

遠慮

やっていることの質的変化を起こす。 その為に必要なことはなんでしょうか。 何かを一途に学ぶ、そういったことに足を踏み入れて数年。 質的変化のプロセスには、それなりの「時間」と「空間」をかける必要のあることを実感するようになりました。 師匠から…

からだとの距離感

操体を勉強していると、今まで気にしてこなかった、身の回りのことへ だんだんと意識を向けるようになっていきます。 そういった変化の積み重ね、を感じます。 そのマイナーチェンジを経て、 「身の回り」のなかに、自分自身の「からだ」も含まれていること…

操体まんだら

おはようございます。 昨日は「操体まんだら」(恒例の色紙では、今年はひらがな表記でした)に参加してきました。 三連休の最終日にも関わらず、あの空間を選んで足を運んでいただいたみなさま、ありがとうございました。 朝から晩まで、細胞の悦ぶ、愉しい…

ヨコから、タテへ

今日は操体マンダラ。 変幻自在な「シンカ」という言葉を、丸ごと一日で体験するようなライブになりそうですね。今年も愉しみです。 ブログでは昨日に引き続きの内容です。 学んでいる人間そのものが日々、「シンカ」し続けている。 すると、その人間の学ん…

「おう、久しぶりだな」

おはようございます。 瀧澤さん一週間ありがとうございました。「シンカ」という言葉って面白い。 一日一日の内容から、重なる部分や繋がる部分などもみえてきて それを7日間の全体を通してみると、「シンカ」の響きから編みあげた世界のように感じられる。…

地下水脈

「深化」という言葉には「深刻になる」という意味も ありますが、「(理解を)深める」という意味もありま す。 周りが見えなくなるような「深化」は避けたいですが 自分のやっていることを深めていくような「深化」は 大歓迎です。 「陽の時代」は見えるも…

二つの軸

巷で耳にする「進化」という言葉は主に「過去と比べ てどうなのか」といった時間軸で語られることが多い ように思います。「以前よりも性能、機能がアップし ましたよ」というニュアンスです。 しかし、操体の進化は時間軸に限ったことではありま せん。 「…

「つもり」に気づく

今から4、5年程前でしょうか。 知人に操体を勉強しているという話をしたところ、 「操体は治さなくていいんでしょ?」というニュアン スで返されました。 その時、知人が言いたかったことは何となく分かりま したが、外から眺めるだけじゃ本当のところは分か…

縁を愉しむ

ここ数年、美術館や展覧会に行く機会が増えました。 絵画に詳しいわけではありませんが、紹介していただ いたものは「これも何かの縁だ」と足を運ぶうちに、 すっかり美術鑑賞が愉しみになりました。 今では、月一の上京のタイミングに合わせて積極的に 足を…

いただきます

「同質」であることは居心地がいいかもしれませんが 差異の全くない世界というのも退屈です。 「異質」と出会うことが新しい扉を開けるきっかけに なることがあります。 例えば、ご縁があって自分のところにやってくる情報 はよほどのことがない限り食べてみ…

イノチ

カタカナ表記から「異質」を感じ取った経験がありま す。 東京操体フォーラム理事長、三浦寛の著書である「快 からのメッセージ 哲学する操体」を初めて読んだと きのことです。 快からのメッセージ―哲学する操体 作者: 三浦寛 出版社/メーカー: たにぐち書…

カタカナ

香さん一週間ありがとうございました。 今週担当の瀧澤です。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「シンカ」ということですが、 あえてカタカナ表記にしているところが面白いです。 漢字であれば使われている字の「意味」からイメージ を広げることがで…

アリス・イン・ワンダーランド

先日、「アリス・イン・ワンダーランド時間の旅」を見てきた。「不思議の国のアリス」を原作に映画化されたものある。数時間のワンダーランドを楽しんできた。 この映画のテーマでもある、タイム。 「時間は何かを奪うと共に、何かを与える」 失うことで何か…

動く

操体には、動診(どうしん)という診断法がある。からだを動かして診るのである。からだは動きにともない、連動がおこる。操体を学び始めた頃は、この連動を想像(イメージ)することができなかった。しかし、学び続けていると、思考で想像する以上に、から…

たなばた

今日は七夕です。星をゆっくり眺める時間をもちたいなと思います。 昨日、友人から「変わったね」と言われたと書いた。その時私は、時間が経ったのだから変わって当然なのでは?と思いながらも、そのままにしていた。そのままにしていたら、今までと違う情報…

ひとこと

自分の行動を振り返ると、興味を持つことが以前とは随分変わってきたと実感する。今まで気になっていたことが気にならなくなり、逆に今まで気にもとめなかったことに意識が向いている。 ある時、友人から「変わったね」と言われたことがあった。 この一言を…

予期しない出会い

コツコツと続ける。続けるという行動を手助けしてくれるものの一つに、本の存在がある。本は日常生活の中で身近にふれることができる。さらに、自分が全く知らなかった世界を教えてくれる。私が操体を学ぶきっかけになったのも、一冊の本だった。 からだの設…

超えた先…

蒸し暑い中、蝉の声が聞こえる今日。夏が来た!と叫びたい気持ちです。 海の日、東京操体フォーラム理事長、三浦寛のワンマンライブが開催されます。 操体、操体法を学び50年。その三浦が1日まるごと操体を語ります。 操体マンダラ2016開催 2016年9月新規講…

ほんとうの…

今週一週間担当いたします、香です。 よろしくお願いいたします。 今回のテーマ、「シンカ」。 最初に私の頭に浮かんできたのは「真価」だった。 本当のねうち、価値。 世の中では、その言葉にふさわしい評価がどのぐらいされているのだろうと考えてしまう。…

呼吸の真価

最終日のシンカについても、また別の漢字に変換して呼吸の 「真価」 とした。 呼吸というものの真価が本来どれだけの力と可能性を秘めているか、それを理解するには、人体の目に見えない側面を理解する必要がある。 西洋的学問は、生物におけるからだのしく…