こんばんは、小代田です。今日はどんな一日でしたか?
今回のフォーラムのテーマは『操体と発声』でした。
日中移動が多い私は、今日一日車の中で気もーち良く、大きな顔、小さな顔、そして色々な
声を楽しんでみました。
さて、話は発声とは少しずれますが、みなさんはどんな音を気持ち良いと感じますか?
前回も音の話をしたように思いますが、今日は私の好きなもうひとつの音について書こうかなと思います。
そう、今日の音は言葉の音です。
たまに本を読んでいると独特の音やリズム、そして波動なのかな、そんなものを持っている言葉や文章に出会います。
雑誌の一文であったり、小説であったり、エッセイやビジネス本の一節だったり・・・それはふとした所にいつもあったりします。
またそれとは別に「声に出したくなる」言葉や文章があります。
これが不思議なんです。
古典や詩、随筆などわたしには難しくて内容がよく分からないといったものの中にも、言葉の音(響き)がなんともいえず
きれいで、美しくて、つい声に出して読みたくなってしうものがあります。
声に出してみると、これがまた何とも心地よく響いて良いのです。
静かな喜びというか、静かな感動というか・・・。
すると何となくからだの奥の方からふつふつ静かに何かが湧いてくるような感じがします。
そして「ゆっくり」と広がっていきます。
わたしにとって、とても気持ちの良い響きであり快なのです。
だからでしょうか、わたしが「とても素敵な言葉なの」と読み始めると、今日も横で母はウトウトし始めます。
あれ?気持ち良いからだよね?おかーさん!
小代田 綾