あけましておめでとうございます。
今週は操体法東京研究会のヒヨコちゃんこと中谷の担当でございます。
一週間よろしくお願いいたします。
今年は午年です。午(馬)といえば去年の有馬記念のオルフェーヴル。
いやいや、やっぱり強かった。
このレースで引退らしいですが、震災の年に三冠馬となり、
G1を6勝もしたんですから記録にも記憶にも残るような名馬ですよネ。
スポーツの世界なんかでもよく記録と記憶ということを言われますが、
ワタシらのような仕事も記録という点は別にしても、
記憶に残るような施術はしたいもんだと思います。
もちろん営業的には患者さんのアタマにも残って欲しいんですが、
臨床ってことを踏まえればからだそのものに残るような施術。
一つ一つの細胞にまでしみこむような施術。そういった施術をしたいもんです。
ところで操体(法)の特徴の一つに遅効性というものがあります。
その場の効果はもちろんなんですが、その後からもじわりじわりと効いてくる。
そんな特徴があるようです。その理由は局所だけではなく、
ボディのゆがみというものをみていくというところにあると思われますが、
皆さんご存知のとおり、操体(法)による施術は快(気持ちのよさ)を
キーワードにしながら、ボディのゆがみをなおしていきます。
それは、もしかしたら快という味わいをからだに記憶させているのかもしれません。
からだは気持ちのよさで治るんですから、
その気持ちのよさをからだに十分に記憶させてあげれば効果もきっと持続する。
気持ちのよさを十分に味わうってことは、快をそれだけ記憶させるってことであり、
味わえば味わうほど後からどんどん効果も上がる。
そう考えると第二、第三分析の威力は計り知れないもんなのかもしれませんヨ。
さらに、もしかしたらその快を記憶させるだけではなく、
それをきっかけに眠っていた快の記憶がよみがえるってこともあるかもしれません。
鈍っていた感覚がよみがえることで、自然良能力もより良く働いて、
知らず知らずのうちにからだそのものが元気になっていく。
だからその場だけの効果ではなく、後からじわりじわりと効いてくる。
施術者がどうこうするのではなく、
快を記憶させてからだ自らが治るからだに変わっていくというわけですネ。
まぁ相変わらずのヒヨコちゃんの妄想ですからホントかどうかはわかりません。
でも、ウソかホントかはやってみて自分自身で感じることですからねぇ。
中谷之美