さて、私は自分に問いかけてみました。
「字をキレイに書け」って、お母さんに言われると、なんでハラが立つのかな?
小さい頃の自分に聞いてみます。
すると、小学三年か四年生の私が出てきました。
小学校に上がるとき、父が万年筆を買ってくれたので、その万年筆で色々書いていたのです。
まあ、自分の想像の世界とか夢とかに遊んでいたワケですね。
色々書いた日記帳は、机にしまっておきました。
今でもその日記帳は覚えています。ピンクの表紙で、結構分厚くて、紙もピンク色で、青い万年筆のインクがよく映えていました。
その時、母と妹が私の日記帳を持ち出して
「何くだらないこと書いてるの、バカみたい」
「字が汚いくせにさ」
と私の前で二人で笑ったのです。
人に見せるつもりで書いたものではないものを引っ張り出され、バカにされ、字が汚いと言われたわけです。
あまりにショッキングだったので、私はどうもこのことを忘れていたようなのです。
何度も言われたようで、それ以来「自分は字をキレイに書けない」ようになったのではないかと思います。書痙っぽくなったり、楷書を書こうと思っても書けないとか、思えば色々ありました。
★これは「母と妹の『嫉妬』によるものです。
★親子関係は「嫉妬の温床」なのだそうです。
母と娘の関係で言えば、母親は娘に自分よりも幸せになって欲しくない、という無意識の願いがあります。
また、夫が娘にこの上なく優しい笑顔を向けたりすると、無意識のうちに娘に嫉妬し、娘をいじめるという状況が起こったりします。
夫の場合は、妻が息子を心配したりすると、無意識のうちに嫉妬が起こり「あんなやつ同でもいいだろう」「勉強したのか」などと、息子に嫉妬が向けられることがあるのです。
「あ、だからお母さんから『字をキレイに書け』と言われると、ハラが立つのだな」と分かったのです。
親がそんなことを思うわけがない!と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、嫉妬は、子どもへの愛情の有無は関係ありません。発作なので、親自身もコントロールできないものなのだそうです。