2日目です、よろしくお願いします。
昨日は「ととのう」という言葉が、サウナ愛好家の内で流行中という
こと、そして日本にも、1,300年の歴史がある「かまぶろ(釜風呂)」
というものがあるんですよ、という話でした。
ところで、「ととのう」を辞書で調べると、2つの漢字になります。
一つは「調う」ということ。
もう一つは「整う」こと。
これは思いのほか使い分けで面白いので、それを書いておきますね。
「調う」:「何かをするため、始めるための必要なもの。
状態・条件をそろえる」
「物事がまとまる。成立する」
「整う」:「乱れたもの、曲がったもの、くずれたものを正しくする
なおす。きちんとする」
確かに漢字の意味を意識してみると、その味わいも異なります。 「
例えば「準備がととのう」ということを、漢字にした場合。
「準備が調う」:作業をするために必要な道具を買い、揃える。
「準備が整う」:散らかった道具を使いやすいように片付け、揃える。
これの違いなんですけれど、どうですか、わかりますかね。
もう少しわかりやすくすると、「調う」を使うときは、何かをするとき
に外から買ってきたり、何かのために準備することなんですよね。
それが「整う」を使うときには、何かをするためには元々あるものを、
使い易いように整理整頓することとなります。