東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アプローチとメッセージ その3(接触)

現在、講習を受けておりますが人に触れる難しさについて痛感しております。人のからだに触れる、触ることは非常に緊張します。緊張していると即座に相手に伝わってしまいます。とは言え大胆に触れることも違うような気がします。どうしても雑になってしまい…

アプローチとメッセージ その2(小道)

アプローチには「小道」という意味があるそうです。私の小道は三浦先生との出会いでした。初めから操体を習う気もなく、ただの患者でした。それが今ではこのブログを書くことになるとは。私は器用なタイプではありません。どんくさいです。ですがこの長い小…

アプローチとメッセージ その1(営業)

本日から私、石田が一週間担当させていただきます。 本日からお題が「アプローチとメッセージ」に変わります。 よろしくお願い致します。 私はいつも営業で外回りをしています。今回のお題のアプローチとメッセージはまさに私がいつも行っている営業活動のよ…

MA(馬 友友)

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MA(馬)

私は、競馬に興味は無いが、 競走馬の走る姿は、美しいと思う。 有名なレースでは、多くのギャンブラー達が驚喜乱舞する「間」に、 私は、馬と騎手の動きだけを観ている。 あれこそ、ドラマだ。 2017春季東京操体フォーラム速報!

武術

間合を合わせ 間合を崩す 2017春季東京操体フォーラム速報!

「日本の伝統的芸術の基本技術を『イキ』と呼ぶ。『イキ』は、呼吸作用という意味である。 名人は『イキをつめる』ことに長じているともいわれる。呼吸作用の停止という意味である。」 武智 鉄二 (「藝その世界」 永 六輔 より) 芸 その世界 (文春文庫) 作…

脇役

さる著明な俳優が、ある映画で最優秀主演男優賞を獲得した。 その記者会見の模様がテレビで放映され、奥様はそれを見ていた。 彼は、「次は、最優秀助演男優賞を獲りたいと思います。」と締め括った。 さて、家に帰ってその男優さんは、妻から叱責された。 …

音楽

一つの音が鳴って、 次の音が鳴るまでの「間」をどう表現するか、 そこに命を懸けるのが音楽家だ。 2017春季東京操体フォーラム速報!

間に合う

1)60点でいいから ・何とか合格すればいい ・生き延びられたらいい 2)正鵠を射る ・そのものズバリ ・間髪を入れず 3)ブリコラージュ ・あり合わせの道具材料を用いて、自分の手で物をつくる ・日曜大工 4)都合をつける ・埋め合わせる、ゆずって…

「MA ~からだにあるマ~」

昨日まで日常空間にある様々な「マ」について書いてきましたが、人体にも数多くの空間が在ります。 例えば手足の指と指の間にある空間。 これらが在る理由をシンプルに考えてみれば答えは単純ですが、この隙間が一つ一つ異なり、そして左右非対称性であるこ…

「MA ~一流の人達のマ~」

TVや映画、スポーツ選手、また知り合って「いいな」「カッコイイな」と思う人達は年齢に関係なく独特の雰囲気、間(マ)を持っています。 例えば野球のピッチャーとバッターを見ていると、一球一球投じるまでの間に端から見ているだけではわからない様々な駆…

「MA ~隙間~」

去年の話になりますが、講習の時に「雑巾の絞り方」について話題になりました。 これは橋本先生の著書でも書かれていますが、雑巾を絞る時には操体の身体運動の法則の「手は小指、足は親趾」に適うように縦持ちで脇を締めて雑巾を絞るのが原則となります。 …

「MA ~時間と病~」

先週の週間ポストで「長生きする性格」と「早死にする性格」という記事がありました。 その記事の中では心臓疾患患者に共通する性格は「せっかちで競争心が強い」と書かれています。 これはカリフォルニア州で働く39歳から59歳の男性を対象に心臓疾患の発生…

「MA ~こころとからだとの間~」

先日、久しぶりに電車に乗ったのですが、ここでも人はちょっとした「MA(間)」を取っていることに気が付きました。 最初に気が付いたのは席の座り方です。ほとんどの人は誰も座っていなければ、まず両端の席に座ろうとします。そして両端が埋まると一席、二…

「MA ~日常にある間~」

去年の話になりますが話題になった「君の名は」を観に行きました。こういった身近な所にも様々な「MA」があることに気が付きました。 最近は映画館に行く習慣がなかったので知らなかったのですが、一昔に比べ座席の間取りのゆとりが充実しているように感じま…

「MA ~特別な時間」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 皆様、正月はどのように過ごされましたか? 私は新年早々操体の講習と夜のバイトで普段と変わらぬ一日を過ごしました。 特別に何か「変わったこと」と…

その先に まだ何かがある

松岡正剛先生の言葉に 「わかる」とは「変わる」ことで、 「わかったこと」が変化することだと… 私はその言葉をとても大切にしている。 「わかった」からといって それで終わりということではなく、 始まりなんだネ。 「わかる」ということが「かわる」とい…

新たに 生かせる 時代

今まで50年間、 読み取ってきた操体の景色が 一瞬に別の景色に様変わりしてしまった。 これだけ様変わりする展開をみていると、 学んできたことの筋道が明晰に捉えることができる。 よりあきらかに、クリアに、 スッキリ展望できるようになった。 ありのま…

よくばり

味わい尽くそうとして、 甘さ、辛さ、酸っぱさ、塩辛さをいっぺんに口にしたところで、 かえって味わい尽くせない。 全てを聞き取ろうとして一度に五つの音(声)を聞こうとしても 聞き取れるものではない。 学びもそうだと思う。 内なるものを大切に目に見…

赤ん坊

精気に満ち満ちているとはどういうことだろう。 赤ん坊はセックスのセの字も知らぬのに おチンチンは、ピーンと上を向いている。 まだ骨も弱く、筋力もないのにそれでも、ギュと握ってくる。 一日中泣き叫んでも、声が枯れることはない。 なぜだろう。 生命…

老子

玄同とは、なかなか気安く近づけない。 かといって、むげに遠ざけ、よそよそしくもできない。 利益を与えることもできない。 危害を加えることもできない。 拝むこともできなければ、蔑むこともできない。 だからこそ価値を超えた価値がある。

日常

あえて、あえて、困難や苦労に直面しないで済む生き方があるという。 それは、ことにあたり(1日の生き方)用心深く、 小さなことから真剣に取り組むことだというのだ。 安易に取りかかる人ほど面倒なことを起こす。 安請け合いをするから失敗する。信用され…

8の日

今日から七日間、三浦が担当いたします。 今年もよろしくお願いいたします。 一年のはじめにブログが巡ってくるというのも、ありがたいご縁です。昨年はアッという間でした。「ッ」まで伸ばせぬほど、「ア」でした。 年の初めに目標を立てるということは、 …

七日目 間の話。

ある人から電話が来るのですが、「もしかして透視でもされてるのではないか?」と思う位、タイミングが悪い時にかかってくるのです。 間がちょっと悪い。 例えば トイレでペーパーホルダーに手を伸ばしている ラーメンを食べている ラッシュ時の地下鉄 など…

六日目 たわめの間

東京操体フォーラム実行委員のブログですから、やはり「たわめの間」について書いておくことにしましょう。 武術では「いつき」とか「いつく」という言葉を使います。 例えば、相手にワザをかける、あるいは斬り込む場合「さあやるぞ」というのがバレてはい…

五日目 「間」の端にあるもの

自分に関係のある数字って、結構目に入ってきます。 私は5月19日生まれなので19という文字は目に付きます。 ちなみに、19というのは、1と9という、一桁の数字の最初と最後の数ということで、両の端とか、松岡正剛先生言うところの「デュアル・スタンダード」…

四日目 間男

四日目。 三が日も明けましたので。 いきなり「間男」と行きましょう。 間男というのは、いわゆる結婚している女性と関係を持つ男性を指します。フランス語で「コキュ」というそうで、文学の一ジャンルにもなっているそうです。「寝取られ男」というヤツです…

三日目 ドーナツとどらやき。

お正月も三日となりました。 たまにドーナツを食べます。最近コンビニでも売っていますが、やはり揚げてから時間がたつと、微妙に油臭くて美味しくない。やはり揚げたてが一番です。 さて、マではないですが、なんでドーナツって穴があいてるんでしょう。 一…

二日目 摩

お正月なのでお目出度い話題で参ります。 木原敏江の「摩利と新吾」というマンガがありました。 ボーイズラブ系の元祖というか、実際明治時代はお盛んだったようです。 橋本敬三先生の「小さき心」(大正時代に書かれた小説で、自伝的なもの)には 米澤と云…