東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

3S(スリーエス)

 2日目です。よろしくお願いします。
 僕の住んでいる町は2005年に合併して誕生しましたが、それまでは「村」でした。今でこそ、コンビニエンスストアーやスーパーもあり、高速道路のインターも建設中ですが、僕が子供のころは自然しかないような環境でしたから、週刊ジャンプの発売日が月曜日だと火曜日がこちらでの発売日、週刊サンデー・マガジンが水曜日発売日だと木曜日が発売日となるように、マンガ・雑誌の発売日が1日遅れになるくらいです。こんな状況ですから、子供の頃は東京などに出かけた子が、発売日前にマンガ・雑誌を持っていると、その1日はヒーローになったような騒ぎになるのです。(今なら考えられませんね。)
また近くにはファーストフードのお店もない状況でした。マクドナルドやケンタッキーは車で1時間以上行かないとないのです。岡村実行委員長が子供のころよく食べたというミスタードーナツなど、車で2時間以上いかないとないのでした。ちなみに僕はチキンやハンバーガーをはじめて食べたのは高校生デビューです。いやぁーーー。はじめて食べたとき「こんな食べ物があるのかぁ」と、まさにカルチァーショックでした。
でも!こんな田舎でも素敵な所もあるのです!もちろん自然もそうですが、田舎は「3S」が充実しているのではないでしょうか。
 「3S」とは・・・。study(勉強)、sports(スポーツ)、sex(性)
 僕の子供のころの田舎の学校では、少人数のクラスですのでみんなで学び、全員がスポーツのクラブ活動に入っていました。ですから進学率も高く、スポーツでも優秀な成績をのこしたり(スケートではオリンピック選手も生まれています)と、勉強・スポーツを村全体で応援してくれる環境でした。のこるもうひとつの「S」ですが、田舎ほど早く結婚して子沢山という家庭が多いような気がします。(あくまで僕の周りではそのような家族が多いということですが真相はどうでしょうか。)これは娯楽施設が少なく、お店が早くに閉まることや、夜は家族団欒という家族が多いということをよく聞きます。家族団欒があるということは、必然的」に夜の夫婦の時間が多くとれるということもあるのではないでしょうか。ちなみに僕の父親は7人兄弟で、母親が8人兄弟、僕の妻の父親はなんと12人兄弟です。この兄弟の多さを聞くと、田舎とSEX皆さんはどう考えますか?
 SEXとは不思議です。SEXという授業があるわけでもなく、先祖代々子孫を残すことをDNAに刻みこまれているかのように、成長とともに学習していきます。今では、性教育という保健の時間があるそうです。女性の生理についても男女一緒に授業を受けると聞きました。(僕の頃は女の子だけ集まって性教育があり、その授業中は男の子は校庭でサッカーをしていました。)また、避妊についてもしっかりと授業があると聞きました。現代の日本の避妊を含め性についての考え方はオープンになって来ているように感じます。最近では世界各国が集まるオリンピックの選手村でも、コンドームが無料配布されたり、自由に持ち帰られるようになっています。(僕も冬季長野オリンピック選手村に勤務したときは、オリンピックマスコットの絵がある(包装のみ)コンドームを沢山いただき、帰宅後に皆にお土産として配ったら大喜びされました。)
性とは環境や文化の違いでも考え方、捉え方もきっと違うのでしょうね。性と思考について考えるのも面白いですね。
 今日はこのあたりで。ありがとうございました。

東京操体フォーラムin 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛 他

Sotai Forum in Madridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催されます。三浦寛 他

2011年秋季東京操体フォーラムは11月6日(日)、東京千駄ヶ谷津田ホールにて開催予定です。