昨日の続きになりますが、私達がからだを使わせて頂く中で昨日書いたような様々な「間(マ)」とどのように生かして向き合っていけばよいのでしょうか?
それを考えていくことにおいて1つヒントになればと思うことがありますので、本日はそこに触れていきます。
私達の生きていくことにおいて4つの命の営み(息・食・動・想)があります。
この中で私達の意識とからだは4つの「かん」を営んでいます。
その4つの「かん」とは
・考えること(考)
・感じること(感)(勘)
・循環させること(環)
・間(マ)を作ること(間)
私達が生きていくことにおいて、この4つは必ず営まれているものであり、これが上手く調和していないと命の営みのバランスが崩れてしまいます。
大抵、人が「病む」ことにおいては「感覚」が抜けてしまい、一番最初の「考えること」が先立ってしまった結果が原因であることが多いように見えます。
それを簡潔にいうならば考→環→間→感という順番で流れていっているように感じます。
つまり思考優位でからだと向き合っていては病を引き起こす可能性が高いということです。
なので操体では「感覚」、それも「からだがききわけている感覚」に優位性を持たせているのです。
それは感→環→間→考という感じになります。
このように4つの「かん」をどのように流していくかで人の命の営み、そして生き方自体が大きく変わっていくということが本日皆様にお伝えしたかったことです。
明日に続きます。