東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

千島学説との出会い

昨日は、「赤血球の不思議?」と題して生理学の授業での疑問を書きましたが、これは小学校での体験が少し影響しているようです。記憶は、非常にあいまいなのですが、確かクラス全員で近くの公民館に行き、教頭先生が手品や楽しい話をしたり・・・ そんな時の…

「赤血球の不思議?」

鍼灸学校に通い始めて半年が過ぎ、ようやく生活のパターンが出来てきました。 始業時刻が9時30分にも拘わらず、世田谷線世田谷駅5時44分の電車に乗り込み、学校には6時25分頃着くようにしています。 理由は「早起きは三文の徳」。まず、リュックを背負って車…

臨床家による操体セミナー

先週のシルバーウィーク最終日・9月23日(水)に千葉行徳のゴールドジムで<臨床家による操体セミナー>が行われました。 東京操体フォーラム主催によるもので、臨床家である実行委員が、一般の人々を対象に開いたセミナーです。 そのセミナーの翌日、参加し…

操体庵ゆかいや物語(24)

今昭宏先生に続いて一週間担当いたします佐伯です。おつきあいの程、宜しくお願いいたします。 今先生の心温まる文章のあと、直球しか投げられないガチガチのピッチャーが再びやってまいりました! 今までの暖かい雰囲気をいきなりぶち壊してしまうようで・…

それぞれ

この連休に前回ブログに私が書いた神人さんの 講演会が仙台でありまして初めて参加してきました。 神人さんはシンガーソングライターでいて講演もやり、 シャーマンでもあるんです。講演会ではいろんな話を教えてくれます。 見える話から見えない世界の話ま…

三軸操体

「三軸操体」というのは、私が池上先生の三軸修正法 と橋本先生の操体法を合成して提案した仮説です。 三軸操体については20年位前からあれこれとためして みてわかったことをちょこちょこと書いてきました。 今治療室ホームページの中でも詳しく紹介されて…

人差し指

そういえば又おもしろいことを思い出しました。 足ゆらしを終えてぴたっと納めているときに無意識の 動きをみせたおばさんのお話です。 そのおばさんは、右肩凝りが主訴だったのですが、 足ゆらしがぴたりと納まった瞬間に、右手の人差し指だけが、 ピクピク…

かんじゃさんが飛んだ?!

足裏の皮膚の操法を書いていておもしろいことを思い出しました。 すごくびっくりしたので覚えているんですが、二ヶ月ぐらい前 にいらした治療家の男性患者さんに同じように皮膚の操法をやった んです。 そしたら、彼、足裏の皮膚に触れた瞬間に飛んだんです…

先天性股関節脱臼のひろさん3

なんとなく私はひろさんの両足裏の母指球の外側のあたりに 両手の母指を軽く当ててみました。 「ここはどんな感じですか?」「はい、なんともないです」「ちょっとずらしてみますから感じをつかんでみてくださいねー」 「これが上、これが下」「下がいい感じ…

先天性股関節脱臼のひろさん2

からだが横にびくっ、びくびくっと、動き出したのです。「おお、動き始めましたねー、止めないようにして味わって いてくださいよ〜」 「おもしろいでしょう、気持ちよさがスイッチになって、 からだが自分で調整を始めるんですね〜」するとどんどん大きく痙…

先天性股関節脱臼のひろさん

小代田さんの温かい文の後で、なぜかまた連休担当になって いるラッキー今です。 今回は、臨床のお話を書いてみることにします。「先天性股関節脱臼のひろさん」 患者さんは43才の女性でひろさんといいます。 その女性を連れてきてくれたのは隣県の保健師は…

「梅干とわたし」

こんばんは、小代田です。いよいよ最終日となりました。シルバーウィークの初日、皆さんいかがお過ごしですか? 最終日の今日、テーマは少し操体と離れますが「梅干とわたし」というテーマで書いて行こうかなと思います。 先日瓶に入った今年初めて作った梅…

「操体という大きな器」

こんばんは、小代田です。 今日も一日お疲れ様でした。 さてブログも残す所あと2日になりました。過ぎてみると早いものです。 あと2日、まだまだお話したこともあるのですが、今日は「操体という大きな器」というテーマで進めて行き たいと思います。どうぞ…

「感じるからだ入門編」

お疲れ様です。小代田です。 今日は月1回のアロマの会がありました。 この会は「せっかく学んだアロマテラピーもいざ講習を終えると離れてしまって使わなくなってしまう」という 生徒さんの相談を受け、アロマテラピーを教えていただいた先生とその生徒さん…

感動は時を越え人を越え

お疲れ様です。小代田です。 今日はどんな一日でしたか。昨夜と同じようにパソコンの前に座り、何にもとらわれていないような、 時間を越えたこの夜の感覚を不思議に感じている小代田です。今日患者さんの奥様が旅先で感動したお話を一生懸命話して下さいま…

「年をとるのも良いもんだ 操体編」

こんばんは、今日も静岡から小代田です。 静岡もここの所、朝晩はぐっと冷え込み、今日往診先のおばあちゃんの靴下が2枚になりました。 夏の終わりと秋の訪れを感じています。では今日もそろそろ小代田の徒然節をスタートいたします。 よろしくお願いいたし…

 もうひとつの三軒茶屋

こんばんは、小代田です。 今日も一日お疲れさまでした。さて、ブログ2日目、今日はわたしのもうひとつの学びの場、操体法東京研究会の 定期講習会についてお話しようかと思います。 早いもので東京操体フォーラムでご縁をいただき、この定期講習会で学びは…

実行委員勉強会にて

お疲れ様です。日下さんから、バトンタッチ、今週1週間担当させていただきます小代田です。 どうぞよろしくお願いします。今日も秋晴れの良いお天気でしたね。今日は勉強会で三軒茶屋に行ってまいりました。以前畠山先生のブログでも紹介がありましたが、 私…

百匹目の猿

最終日は三軒茶屋の界隈で耳にしたつくりばなしをひとつ。 日本近海には小さな島が点在している。そのうちのいくつかの島に棲みついている日本猿の群れの生態がたえまなく観察されてきた。これらの島に棲む猿たちは自分で掘り出したサツマイモを土のついたま…

動診と感覚

感覚は呼吸だけでなく、動きにも深くつながっている。 操体の動診において、ゆっくり動作を行うと、自分の動作の過程を意識的にはっきりイメージすることができる。このような動作は精神の集中度を高めるとともに、自律神経の調和を得て、身心の相関関係が密…

呼吸と感覚

ドラッグから出発したものの、やはり「呼吸」にたどり着いてしまった。 心はあらゆるものを通して、音声、言葉、意味を通してさえ微妙な食物を摂り入れていることになる。たとえば性欲を感じている時、性的幻想に憑かれている時に意味を持たない音声、たとえ…

眠りと目覚めと呼吸

ドラッグと瞑想から眠りへ、そして目覚めから呼吸へとつづく。眠りと目覚めは、有機生命体の呼吸であり、そして時間も呼吸である。人間と同一の単位で計れるすべての有機体、植物も含め人間と類似した条件下で生きているあらゆる有機体にとっては、一日の時…

眠りへの瞑想

昨日に続いてもうひとつ、瞑想の話題を。 もう、ずいぶん前になるが、ある瞑想の手ほどきを受けたことがある。それは意識して眠りに入るというものだった。毎日眠ってはいるが、まだ眠りに遭遇したことはない。眠りを見届けたことなど一度もない。眠りが何で…

理性を超越した瞑想

昨日に続いて、「瞑想」の話題で。 グルジェフという名をどこかで聞いたことがあると思う。二十世紀前半に活動していたロシア人神秘思想家のことである。1920年代の彼は、パリ郊外のプリオーレにおいて『人間の調和的発展研究所』なるスクールを主管して…

ドラッグと瞑想

バトン受け取りました。今週は日下が担当します。 近頃、世間をお騒がせしている旬な話題『覚せい剤』について、触れてみたい。ヨーガはアシッド(LSD)を使っている。タントラも使っている。インドではLSDを瞑想の一助として用いているヨーガやタント…