東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

くいつく反応その⑥

金田一家といえば、日本語研究で有名な方です。 私も、国語辞典で知った小学生から長い間お世話になっています。 金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書) 作者: 金田一秀穂 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2014/08/08 メディア: 新書 この商品を含…

くいつく反応その⑤

若いころのミケランジェロは、 先輩の彫刻家である、ベルトルド・ディ・ジョバンニに、 弟子入りしたいと嘆願しました。 するとベルトルドは、ある条件を出したのです。 「大理石の彫刻をやりたいのか。 それなら大きな大理石採掘場で、石工職人として働いて…

くいつく反応その④

いくつになっても爽やかな雰囲気を醸し出す方がいる。 語りに皮膚を通して耳を傾け、先を行く人生の先輩として、 からだの感覚で、有り難く真似るように学んでいる。 「できるか、できないかなんて、やってみなければ分かりません。 やってみて始めて『あぁ…

くいつく反応その③

思い立ったが吉日。 興味がそそられたら即、からだを動かしてスイッチを入れる。 やる気スイッチを入れるには、自分にご褒美を与えること。 いつもと違うことをする、それを感じ新鮮な感覚を味わう。 受け入れたすべての感覚は、間脳を経由している。 からだ…

くいつく反応その②

飢えた状態では、食べ物に喰らいつきたくなります。 昔、カップヌードルのCMで、 「Are you hangry?」という問いかけもありましたね。 人体の細胞で、喰いつくイメージに近いのは白血球ですかね。 免疫細胞も、細胞ごとに様々な働きを分担していますけれど…

くいつく反応その①

「くいつく」でイメージできることは、どのようなことですか? 魚が餌に飛びついている、動物が好物にがっついている。 自分の意志で引っ付いている、うまい話に乗ってしまう。 だまそうと思って引っかかる、興味あるものに吸い寄せられる。 ・・・等々でし…

くいつく反射その①

今週の東京操体フォーラムブログを担当する岡村です。 どうぞ一週間よろしくお願いいたします。 この時期、道を歩いても電車内でも、マスクをしている人を 多く見かけますね。風邪の方、花粉症の方も多いようです。 あの「クシュン」というのは、「くしゃみ…

くいつく その7

くいつきのいいネタとは何だろう?常々日々考えている。多分、それは人々から多くの共感が得られることだと思う。ただ、狙ってはいけない。自分の思ったことをズバッと表現できた時、スッと言葉が出た時、それが表現できるのではないかと思う。 一週間お付き…

くいつく その6

私はメーカーの営業として代理店さん向けに製品勉強会と称してセミナーを行うことがある。その時に参加されている方から時々どうでもいい質問を受ける時がある。くいついていただくのは非常にありがたいが、今のこの瞬間にその質問必要?と思うことがある。…

くいつく その5

そもそもの操体の始まりは「くいつく」ことだった。体調不良を抱えていた患私が三浦先生に出会いここまで来ている。人生とは出会いによって運命づけられる。もし、母から三浦先生を紹介されていなかったら。もし、肩や首に不調を訴えていなかったら。操体を…

くいつく その4

最近、「ボケて」というサイトにはまっている。出されるお題に対して写真で一言、ボケて文章を投稿するものだ。フェイスブックみたいに「いいね」ボタンのようにその回答がおもしろければ星がつく。つまらなければ評価はいまいち。その星をもらったからとい…

くいつく その3

いままでは出されていたものすべてに「くいついて」いた。あるもの全部欲しいと思っていた。もったいないという心境がそうさせていたのかもしれない。しかし、食してみてこれは必要がないと思えばそれは食べないという選択が絶対に必要だ。その判断を間違わ…

くいつく その2

私は営業なので売り上げを上げなければならない。しかし、「くいつく」意味を間違えると大変なことになる。会社の良いうわさが広がるのはいいが、悪いうわさが広がるのは最悪だ。ストーカーなのかただの恋愛感情なのかその判断されるのも日々の「くいつく」…

くいつく その1

今週からブログのテーマが「くいつく」に変わります。 1週間お付き合いよろしくお願い致します。 先日中学校の同窓会があった。約30年ぶりに会う人も大勢いた。ほとんどの人が良い人であったが中にはこいつとは以後付き合いたくないなと思う人がいた。その人…

七日目

その「一」も、執着せず、放り投げてしまう事が出来なければ、本物ではない。 完 ------------------------------------------------------- 2018年春季東京操体フォーラムは 4月30日(月)昭和の日に開催致します。 テーマは「スポーツ障害と操体」です ---…

六日目

自分は、これだ、これしかない、という「一」を掴んだ人は強いと思う。 しかし、 続 ------------------------------------------------------- 2018年春季東京操体フォーラムは 4月30日(月)昭和の日に開催致します。 テーマは「スポーツ障害と操体」です …

五日目

誰かが、「正しい」とは、「一(いち)に止(とど)む」、と言った。 続 ------------------------------------------------------- 2018年春季東京操体フォーラムは 4月30日(月)昭和の日に開催致します。 テーマは「スポーツ障害と操体」です -----------…

四日目

「正義」という言葉は、取り扱い注意である。 私は、見識とか眼力というもので、難局を乗り切るのがいいと思う。 続 ------------------------------------------------------- 2018年春季東京操体フォーラムは 4月30日(月)昭和の日に開催致します。 テー…

三日目

「和敬静寂」、利休の言葉である。 お互いがそういう心持ちで「一座建立」といきたいものである。 続 ------------------------------------------------------- 2018年春季東京操体フォーラムは 4月30日(月)昭和の日に開催致します。 テーマは「スポーツ…

二日目

誰にも、考え方、生き方があり、それを自分の外に出して先鋭化すれば、それがその人の正義になるだろう。ハタ迷惑な話である。 続 ------------------------------------------------------- 2018年春季東京操体フォーラム は 4月30日(月)昭和の日に開催致…

一日目

私には、「正義」というテーマは難しすぎる。 『汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす。』 昭和の名コラムニスト山本夏彦の至言である。 続 ------------------------------------------------------- 2018年春季東京操体フォーラムは 4月30日(月)昭…

「正義と悪 ~その7 筋を通す~

「自分のやっていることを貫く、または自分のやってきたことに筋が通せる」ことが現在の私が思っている「正義」の姿です。 私自身、38年間の間で様々な職に就き色々な経験もしてきましたが、橋本敬三先生や三浦先生達のようにやっていることを貫き、筋を通し…

「正義と悪 ~その6~ 歴史から学ぶ正義」 

最近、週刊ヤングジャンプに掲載されている「キングダム」を愛読しています。 キングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者: 原泰久 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2012/06/22 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (3件) を見る この漫画は…

「正義と悪 ~その5~ 相対的な見方を変えてみる」

先日yahooのニュースを見ていると「身体完全同一性障害」について書かれている記事を目にしました。 その記事では五体満足に生活しているにも関わらず、自身の手足に違和感や不快感を覚え切断することを望む人がいるのだとされています。 驚くことにそれを達…

「正義と悪 ~その4~ 良心に問いかける」

先日のブログにも書きましたが、私の正義に対する価値観は両親や祖父といった自身の身近にいた人達からの影響が大きいです。 しかしそれをここまで育んでこれたのも、私が両親から生まれながらに授かった「良心」があるからだと思います。 近頃はこの「良心…

「正義と悪 その3 からだに聞き分ける正義」

「~がからだに良い」「~がからだに効く」等、そういった健康に関わる情報がTVやメディアを通じて見る機会が以前より多くなっている気がします。 それだけ自身の健康への意識が高まり、少しでも健康寿命を自分で掴み取ることへの意欲が高まってきていること…

「正義と悪 ~その2~ 理想の正義像」

私の「正義」に対する価値観は両親の影響も大きかったですが、それ以上に祖父の影響が大きかったように思います。 当時の私から見て祖父は曲がったことが嫌いで、特に人様に迷惑を掛けること、人や自分に嘘をつくことを何よりも嫌っている人のように見えまし…

「正義と悪 その1 悪という存在」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「正義」となりますが、子供の時からアニメやヒーロー特撮を見ていたこともあり、このテーマはとても身近なようで奥が深いテーマだと…

からだ

「身体」と書いてからだと読む 「体」と書いてもからだと読む この違い、なにか意味があるのだろうと思っていた。 「体」とは死体の事をいうのだそうだ。 死体とは この肉体から魂が抜けて生命エネルギーがゼロの状態と 私は理解している。 私達がからだをみ…

修行の身

昨日に続き このような時期に橋本先生に迎え入れていただいた。 内弟子としての5年間が始まった。 内弟子として3年が経ち、私は両親が住んでいる神戸に帰った事がある。 その時父親から、「なぜ帰ってきた。すぐ戻れ」と一喝されたのだ。 「たとえワシの身…