私の母の実家は佐賀県で農家を営んでいて、現在は叔父が引き継ぎ一年365日、お米と向き合う毎日を送っています。
以前、私が行った時に叔父の部屋には膨大な量のお米の作り方に関する本がありましたが、それらの本はあまりにも膨大な量で読んでも分からないことだらけでした。
しかし普段の叔父のお米に対する姿勢、また少しでもおいしいものを作ろうとする探究心にはとても感動したことを昨日のことのように覚えています。
その姿勢からは熱意と情熱を持って米一粒一粒に命を吹き込んでいるような強いプロ意識を感じました。
そういった祖父のプロ意識はお米をどんな状況であろうとまるで自分の家族のように守っていこうとするプロ根性から生まれているように思います。
「常に24時間自分がやりたいこと、やっていることのために生きる」
叔父はそういった生き方をしているように見えます。
叔父にとってお米を作ることは決して生活の為の仕事ではなく、人生を愉しむための時間なのだと思います。
それはとても幸せなことであり、私も生活のためだけの生命時間の浪費をしないように叔父の背中を見て学んでいきたいと思います。