・最初に本を読んで「操体とは何ぞや」というバックグラウンドを学ぶ
・「お話はどうでもいいから、早く実技をやりたい」という気持ちもわかるが、結局は「急がば回れ」
私は25年程操体の講習をやっています。特に2002年以降、約20年程「操体のベーシック講習」と施術という、一番ニーズが多いものをやっているのですが、
「操体をうけてみて」「操体の基本とセルフケアを学ぶ」というプログラムです。
・プロの操体を受ける
・セルフメンテする
というのは、ほぼ別物です。
操体を自分でやってみたい、ということで、
本を買ってみる
動画を見てみる
ということを最初に考える方が多いのですが、
本を読んでやってみて「まるっきり違うことをやっていた」という勘違いもあったりします。
中には「ギューっと力を入れて力を抜いた後のきもちよさが操体のきもちよさですか」(100パーセント間違いではありませんが、操体でいうところの「快」は、動診(診断分析)のプロセスで味わうものです。
「脱力後の爽快感も味わってください」というプロセスもありますが、こちら「爽快感」と言っているとおり「動診における快」ではありません。
脱力に関しても、操体における脱力は、仰臥横臥伏臥の場合と、立位では、抜き方が異なったりします。
そしてこれはよくある勘違いです。
仰向けに寝て、両膝を立てて、膝を左右に傾倒するというものがありますが、あれも、脱力後にピョン!と真ん中に戻す人がいますが、戻さないんです。
この、ピョン!と真ん中に戻すというのは、かなりの方がやっています。