東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

 メインターゲット

以前のブログで秋穂理事が書いてくれたように、私の釣りのメインターゲットは雷魚という魚です。
つぶらな瞳と美しい紋様をもち、カエルや魚のみならず、水鳥の雛などの小動物までガブリと襲い
キラリと光る鋭い歯がとってもお茶目な魚なのです(マトモな感覚の方?は気持ち悪いと表現されることが多いです)。
元々日本にはいなかった魚ですが、現在はカムルチータイワンドジョウ、コウタイと3種類の雷魚が生息し
私がいつも釣っているのは朝鮮半島からいらしたカムルチーさんです。
このカムルチーさん、大きくなると1メートルを超えるモンスターに変身することもあって
マニアにはたまらない存在となっています。



ヒシモやハスといった水生植物が生い茂った池や沼、旧河川などが主に釣るポイントで
その魅力は何といっても静かな水面を叩き割るような捕食、重量感ある引きの感触
水生植物を吹き飛ばすようなヘッドシェイクやジャンプ
静寂な空間が一瞬にして荒々しい空間に変わってしまう静と動のギャップがたまらないのです。
しかし、こんな素敵な朝鮮半島からのお客様も、今ではその数が減ってきているようです。
特に首都圏では狙って釣ることのできるポイントは、かなり少なくなっています。
埋め立て、護岸工事、農薬、更には釣り人自らによる釣り場の荒廃 ・・・
これらは首都圏にかぎったことではありませんので、仕方のないことなのかもしれませんが。


雷魚釣りは感覚的な要素が強いゲーム性を高くもつような気がします。
雷魚はヘビーカバーと言われる、水面が見えないほどに生い茂った水生植物があるポイントで釣ることがほとんどです。



水生植物の葉の1枚か2枚が揺れるのを見て魚の動きを感じたり
捕食音や呼吸音といった音によって魚の居場所を感じたりと
からだのレーダーをフル作動させる神経戦のような局面が多いのです。
そこがまた面白いところで、マニアを熱くする理由の1つかもしれません。
まぁ、どんな魚を釣るにせよ、釣りは自然と生き物が相手ですから感性は大切な要素です。
自然の中で養った感性は臨床にも活かせるのではないかと勝手に解釈して、いろいろと楽しんでいます。
 


中谷之美



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