東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

私にとって操体とは「生体実験その2動」

操体における「息食動想」の考え方の中で実行委員が一番試行錯誤を重ねているのが、この「動」に対しての考え方だと思います。 私がこの「動」に対して研究しているのが、操体とスポーツの融合です。 操体とスポーツは相関関係で言えば真逆に位置します。ク…

私にとって操体とは「生体実験その1食」

「息食動想」は個々の実行委員にとっては壮大な研究対象なのですが、各実行委員にも芸風があって、「息」なら日下実行委員、脳神経系及び解析・分析は佐助実行委員、「動」はメンバーの殆どがマニアですし、そう考えると実行委員はマニアの集団ということに…

私にとって操体とは-「一生楽しめるオモチャ箱」-

『操体は面白いぞ、一生遊べるからな』橋本敬三先生には幾つもの名言があります。その中でも好きな一つがこの言葉です。 凄い言葉だと思いませんか?これが”一生勉強だぞ”では固いですし、”一生修行だぞ”ではハードルが高すぎて憂鬱になります。「遊べるから…

私にとって操体とは-プロローグ-

どうでしょう?自分の携わっている仕事に対して改めて考える機会って、普段ありますか?転職や昇進など条件や待遇に対して考えることはあっても、もっと根源的な起職動機(こんな言葉は無い?)を考えることは、そうそう無いと思います。 私もサラリーマン時…

私にとって操体とは(7)操体は『編集』である

2012年春季東京操体フォーラム研究会を2012年4月22日に開催致します。今回は「研究会」。実技指導を行います。初心者歓迎。臨床家から操体ははじめて、という方まで、お任せください。実技を見て、受けてみる、そしてやってみる、という3ステップで指導致し…

私にとって操体とは(6)八方美人

「操体法治療室」の後半、三浦先生のパートに、非常に印象的な一節がある。 「Aさん。あなたは誰をいちばん愛していますか」と私は聞きました。一瞬彼女は考えて、「娘です」と答えてくれました。私はキッパリと「それは嘘でしょう」と言ってしまったのです…

私にとって操体とは(5)縦軸と横軸

橋本敬三先生は、操体の創始者のドクターである。 私は橋本先生の側で過ごした先輩方の話を色々聞いているが、面白いと思うことがある。 橋本先生をカミサマ扱いするヒトがいることだ。 1999年の全国操体バランス運動研究会修了後の二次会か何かで、ある操体…

私にとって操体とは(4)宗教観

操体を学んで何が面白いかと言えば、橋本敬三先生の「宗教観遍歴」である(宗教ではなく、「宗教観」)。 私自身は東京に出て来た両親と核家族で育ち、家には神棚もなければ仏壇もない(父の主義だったらしい)。父が亡くなってから、慌てて仏壇を買ったとい…

私にとって操体とは(3)

操体だけではありませんが、医学とか手技療法の世界には、業界用語というものがあります。何故こういうものがあるのかと言うと、共通認識できる「記号」のようなものなのではないかと思います。例えば、首の骨、頸椎は「C」と言います。また、頸椎は全部で7…

私にとって操体とは その2

私にとって操体とは、生きるための指針である私は子供の頃からどうも「根性」とか「頑張る」という言葉が好きではなかった。 勝ち負けに執着がないので、ゲームとかやっても「あんたとやっても面白くない」と、言われていた。というわけで、操体の「頑張るな…

私にとって操体とは

こんにちは。今週一週間よろしくお願い致します。 2月も半ばを過ぎ、暦の上では春です。 先週の日曜は東京操体フォーラム実行委員勉強会でした。私は毎年少しですが、感謝の気持ちを込めてチョコレートを実行委員の男性諸君に贈りました。 手渡ししたのです…

そうなってんだ おまけ

橋本先生は操体法の効果に対して、「(自然の法則で)そうなってんだ。オレが考えたんじゃねぇんだ」なんて言われていたそうです。 今回のお題目は「自分にとって操体とは」でしたが、ワタシにとっての操体とは、その「そうなってんだ」をどんどんヤジウマし…

そうなってんだ その6

『からだの設計にミスはない』という橋本先生の著書があります。う〜む、なるほど。ミスはないなんてスゴイことです。 しかし、この「ミスのないからだ」って、どんなからだのことなんでしょうかねぇ。からだにもいろいろとあるようじゃないですか。肉体だけ…

そうなってんだ その5

操体を体系づけた橋本先生・・・一体何をみて、何を感じ、何を想ってたんでしょうか?興味ありますよねぇ。えっ?ないですって?そうですか・・・シュン。 まぁ、そんなことは置いといて、そもそも橋本先生が言われる「気持ちのよさ」って一体何なんでしょう…

そうなってんだ その4

操体で忘れてはならない大事なもの。それはもちろん「快」(気持ちのよさ)ですヨ。 気持ちのよさで治る。これって不思議なことですぜ。まぁ、今はからだについていろんなことがわかってきてるようですので、そんな不思議なことも少しずつその理由が解明され…

そうなってんだ その3

からだのルールなんてことを書きましたが、じゃ一体どんなルールがあるんでしょう? 橋本先生は『生体の歪みを正す』の中で、「健康とは、全体のバランスがとれている状態であって、それはすべての営みの結果であるから、営みを法則に順(したが)わせれば健…

そうなってんだ その2

ウチのお坊ちゃまは去年から野球を始めております。ワタシなどは野球のやの字も知らないようなヒトなのに、どうしてウチのお坊ちゃまが野球なのかはわかりませんが、まぁ、愉しそうにやってるのでOKということなんでしょう。 たまに練習などをみております…

そうなってんだ その1

今週は実行委員の未熟なヒヨコちゃんこと中谷の担当でございます。一週間よろしくお願い致します。 今回のブログのテーマは「自分にとって操体とは」ですヨ。う〜む、今回も強敵ですなぁ。他の実行委員の皆さまは流石にイイコト書かれていますが、オツムの弱…

自分にとって操体とは。・・・まずは、やってみること。

おはようございます。 立春をすぎて、かれこれ一週間経ちますが、昼の日差しは幾分暖かくなっても、朝はまだまだ冷えますね。 朝、雑巾がけをした後は、思わずストーブのところに行き、背中を丸め、ハエが手を擦る足を擦る状態になってしまいます。そして、…

自分にとって操体とは。〜個性(個の神性)を尊重し、調和を創造していくこと。・・・4

おはようございます。操体といえば橋本哲学、その「神人合一」の救いの生命観、未病医学を基とした捉え方なくしては、成り立たないと感じます。操体の臨床的な部分である操体法も、やはり橋本哲学なしには成立しません。初期の操体法は、動かしてみて「楽」…

自分にとって操体とは。〜個性(個の神性)を尊重し、調和を創造していくこと。・・・3

おはようございます。 操体法の初期は橋本敬三先生が正体術からヒントを得て、治療法として行われていました。しかし、橋本先生は症状疾患に対する方法論として、操体法を体系づけてきたわけではありません。橋本先生の著書には必ず、人体を四つんばいの獣物…

自分にとって操体とは。〜個性(個の神性)を尊重し、調和を創造していくこと。・・・2

おはようございます。 操体といえば、橋本哲学、その「神人合一」の救いの生命観なくしては語れません。 操体の臨床的部分である、操体法の初期は橋本敬三先生が正体術からヒントを得て、治療法として行われていました。しかし、はたから見れば治療法でも、…

自分にとって操体とは。〜個性(個の神性)を尊重し、調和を創造していくこと。・・・1

おはようございます. 昨日は志村ふくみさんのエッセイを紹介させていただきました。 私は、一つ一つのまたは一人一人の個の神性を重んじ、ごちゃ混ぜにしては、いけないということを強く感じました。そして、相関相補連動する自然の法則性に逆らうことなく、…

「自分にとって操体とは」というテーマを意識して。

おはようございます。 今週は比較的に暖かく感じますね。 今日は午後から、多くの地域で雨が降るそうです。 私の住む地域は乾燥した日が多かったので、久しぶりの湿り気は歓迎なのですが、先週大雪に見舞われた地域の方々は、雪崩などに十分注意していただき…

いただいた色紙より。

おはようございます。 今日は2月5日、2と5の語呂合わせで、いつもニコニコと笑顔になっていようという日です。 何の企みもなく、素直で真っ直ぐな笑顔。 朝から、そんな笑顔がつくれたら、今日一日が最高の一日になるのではないでしょうか。 今回のブロ…

気持ちのいい方に?

最近は情報を気軽に手に入れられるようになりました。 ここ数年でも、操体に関するものは増えてきています。 そこで気になったのは、楽な方向にとか、気持ちのいい方向にという記述が多いという事でした。前者に関しては、知らないで書いているのだと思いま…

先日、東京にしがわ大学の授業に参加してきました。 東京にしがわ大学というのは、いわゆる生涯学習の一環でしょうか。 東京のにしがわの多摩地区をキャンパスに、地域の人たちが先生、または生徒になり授業を行います。HPによると、 東京にしがわ大学には、…

感覚をききわけるということ

操体が快適感覚をその指針に定めてから、随分な年月が過ぎました。 当時は関係者の間でも物議を醸した、楽と快の違いという問題も、今では、操体はきもちのよさで治るという考え方が浸透しているかに見えます。しかし、現場で直面する問題として、「感覚をき…

こんばんは。 今日はこの冬一番の寒さらしいですね。 九段から市ヶ谷に向かう場所のとある立ち飲み屋で暖まっているところです。 このあたりは去年より縁があって何度か訪れています。 今年に入って始めたことの一つが、イタリア語の勉強です。 海外でいって…