東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ヒトは常に自然の命に触れている

人間とはネ、自然と分離できないイノチなんだよ。ヒトは常に自然の命に触れている。そして、その命に生かされつづけなければ生きられないんだよ。
自然は空間ごときのもので(存在で)、あたりまえにあるものだから、殆ど気づいていても意に介すこともなく気にもとめていない。
自然の恵みから、全ての命をいただいている。

例えば呼吸のことです。呼吸(息)は無意識の自発的行為です。それは、自然が呼吸していると言うことです。ですから、呼吸を止めようとしても、自然の力がそれを防止するのです。
息は生命そのもの。自分と自分自身をつなぐ、やさしきツールなのです。

自然が呼吸(イキ)を止めたら、空間はなくなり、全ての命は消滅します。
みえるものは、みえないイノチにふれているのです。あたりまえに自在してあるものがなくなれば生きていけないのです。
そのことに気づいて生きていますか?